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第1話 砂浜の奴隷※
「いっ……いやっ……！ どうかっ……ゆるしてくださいっ……！」
――南イタリアの避暑地のビーチ。
岩場の陰に建てた大きなビーチテントの中。
悠然と寝そべる司 と統 の前で、素っ裸でけんめいに土下座する椿 の姿があった。
「おっ、お願いですっ……！ それ以外のことならっ……なんでもしますからッ！」
「うるせーぞ、カメ」
ヒョウ柄のサーフパンツ姿の司 が、椿の頭をドカッ、と殴る。
「うっ……！ ぐぅぅッッ……！」
「つべこべ言わないで、とっととその恥ずかしい短小ザコチンポさらしてこい。わかったな？」
「で……でも……もし警察が来たら――」
「その心配はねぇよ。このビーチは地元の有力者が作った特別なハッテン場だからな」
「そーそー。イタリアのイケオジたちが、ピチピチした若いメンズとエロエロバカンスを楽しむ夢のリゾート」
ワイヤレスイヤホンで音楽を聴いていた統 が、イヤホンを外し、口を挟む。
統は、白いパーカーのラッシュガードと、黒のサーフパンツ姿だった。
「このビーチの存在を知っているのは一部の上流階級のゲイだけだ。女子供もいない。おまえみたいなドスケベおまんこがストリップするには格好の場所だろ」
「……だ――だけど……」
「あーもう、ムカつくな」
立ち上がった司が、椿の頭をかかとで押さえつける。
「ウッ……！」
「カメのくせに口ごたえすんな。早くやらねーとそこの岩に裸で縛りつけるぞ」
「やっ……やめてっ……くださッ……！」
手足をジタバタさせて身悶える椿の尻を、
「いいかげんあきらめたら？ このまま抵抗してたらよけいお仕置きが増えるだけだぞ」
統は、そばに転がっていた電マでツンツンする。
「――電マ突っ込んでやって、アニキ」
司は、髪をつかんで上向かせた椿を正面から睨み、
「そんなにお仕置きしてほしいなら、してやるよ」
だらんと萎えた椿のチンポを、ロープできつく縛り上げる。
「……アッ！ アァァァッッ……！」
ぐるぐると何重にも巻かれたロープでチンポを締め上げられ、
「いっ！ いやぁッ！ チッ、ちんぽっ！ 千切れるぅッ！」
と絶叫する椿。
「あーあ。だから言ったじゃん」
起き上がった統が、椿のアナルに電マを突っ込む。
「ひっ！ いぃッ……！」
ブブブブブッ～……！ と唸りながら潜り込んでいく電マにのけぞる椿の亀頭に嵌められたピアスに指をかけ、引っぱりあげる司。
「おっ！ おっ！ おぉ――――ッ！」
引き攣り、伸びた包皮に、椿のチンポが、ピクッ、ピクッ、と勃ちあがっていく。
「ははっ。さすがドマゾ。チン皮ひっぱられて感じるとか」
統が、椿の前立腺めがけ、電マをねじ込む。
「あっ！ ヒッ！ うっ！ ほっ！ おっ……！」
「やるのか。やらないのか。どうなんだ」
「うっ……！ ぐっ！ うっ！ うぅっ！ やっ！ やりますっ！ やりますからぁッ……！」
ぶるんっ、ぶるんっ、と揺れるチンポから、先走りの汁を垂らした椿は、
「もっ、もうこれ以上っ……いっ、いじめないでぇッ……！」
涙目で司を見上げる。
「――ふん」
チンポのピアスに通された指輪に指をかけた司が、
「電マとめてやって、アニキ」
と統に声をかける。
「了解～♪」
ズボッ、と勢いよく引き抜かれる電マ。
指輪を二三回、指でなぞってから椿のチンポから手を離した司は、テントの隅に置かれていたボディオイルを放り投げ、
「全身に塗れ」
と指示する。
「は……はい……」
バスタオルを敷き、その上に立った椿は、ココナッツオイルをベースにした潤滑油を手に取る。上半身から下半身へ丹念に塗り込んでいくうち、じわじわとカラダが熱く昂っていく。
ハートマークのちりばめられたピンク色のボトルに「LOVE OIL」と書いてあるそれは、エクスタシー効果のある媚薬成分が入っていた。
（あっ、かっ、からだがっ……熱いっ……）
発情したケモノのようにハァハァ息を荒げる椿を見た司が、
「ケツ穴自分でひろげてみせな」
と命じる。
「うっ……！ はっ――はいっ……！」
ガニ股になった椿が、尻穴を左右に押し拡げる。
薄ピンク色の内襞まで丸見えになったアナルが、兄弟の前で、ヒクッ、ヒクッ、と収縮する。
「――もう、モロ感満載じゃねぇか。どうしてほしいんだ？」
「あっ……」
椿は、これ以上拡がらないというくらい大きくケツ穴を抉じ開け、
「……ケッ、ケツマンコ奴隷カメのドスケベおまんこにっ、オイルを塗ってくださいませ！」
兄弟に向かい、尻を突き出す。
「カメはどうしようもない淫乱ドマゾなのでぇっ――おっ、おまんこっ！ 弄ってほしくてしかたないんですぅッ♡」
プリッ、プリッ、とおねだりするように、尻を大きく振る椿。
「ははっ。すっげー、ケツ穴ピクピクしてやがる」
情けないおねだりダンスを鼻で笑った統が椿の前に来る。
「おっと。もうスケベ汁垂れてんじゃん」
白いロープでグルグル巻きにされたチンポから糸を引くガマン汁に、
「勝手にイッたら司にまたお仕置きされんぞ」
ロープをぐっ、と強く締め上げる。
「ぐっ……！」
さらに、
「これ、乳首にひっかけたら面白いんじゃね？」
余っていたロープを乳首のピアスに通し、下に引っぱる。
「ぎゃっ！ ぎゃぁぁぁッッ……！」
チンポからつながったロープに、びろーん、と乳首を引き伸ばされ、
「いっ！ いだいっ！ いだいですっ！ やめてくださいっ！ 統さまぁっ……！」
鼻水をダラダラ垂らしながら泣きわめく。
「おい、ケツ振りがとまってんぞ！」
後ろにいた司に、尻を叩かれ、
「あっ、あひぃっ……！ ごっ、ごめんなさいッ……！」
へコへコと腰を振る。
「もっとアへらせてやるよ」
ロープを片手で持った統が、もう片方の手ですくいとったオイルを、椿の乳首に塗りたくる。
「おっ……！ ほっ……♡ おっ、ほっ！ おぉっ……んッ♡」
「ぶははっ。鼻の下めっちゃ伸びてる。傑作だな。写真撮っておこ♡」
統が、サーフパンツのポケットから取り出したスマホを構える。
洗濯物干し用の白いロープで乳首のピアスを引き伸ばされ、全身オイルでテカテカになりながら、尻穴を開きケツを振るドマゾ奴隷の姿が、パシャッ、とフラッシュに照らされる。
司が、たっぷりオイルをすくった指を、椿の尻穴にねじ込む。
「あっ！ あっ、あはぁっ……んっ♡♡♡」
ぱくっ、ぱくぅっ、と魚の口のようにひろがるアナルにオイルを塗り込んだ司は、仕上げに錨型のアナルストッパーを挿入した。
「おっ……！ おお―――――ッ……！！！」
ゴリッ、ゴリッ、とスクリューするようにねじこまれていく、黒いバイブ。
前立腺まで届くそのバイブは、リモコン操作でバイブレーションが10段階操作可能なシロモノだった。
あまったオイルを、司は、椿の尻に塗りたくる。
「チンポにも塗るから。ロープ外してアニキ」
「オッケー。もうすっかりピンコ勃ちだぜ、カメのやつ」
乳首ピアスからロープを抜き、クルクルと逆回転させたロープを外す統。
「あっ！ アァッ……！」
反り返ったチンポが、へその下を、ぺチン、ぺチン、と叩く。
司が、その根もとに素早くコックリングを嵌める。
「くっ……！ ウゥッ！」
射精をせきとめられたチンポにオイルを塗りたくった司が、
「へへっ。すげー、チンポビクンビクン揺れてんぞ。イきたくてしかたねぇんだろ？」
ドSモード全開であざ笑う。
「うっ……！ は……はいっ……」
「――さっき教えたとおりにやれよ。わかったな？」
「わかりました……」
「よし。これを穿け」
司が椿のチンポにひっかけたのは――腰の部分を紐で結わく、超マイクロミニのビキニパンツだった。
薄いパープルのシースルーのビキニパンツを手にした椿は、バイブの上からパンツを穿く。
ほとんど隠す布のない小さな前部分から、チンポの先が、ぴょこん、とはみ出す。
「ははっ、おまえのザコチンでもはみ出すのか」
司が笑いながら、椿の亀頭のピアスに、ある文字の書かれた短冊の糸を括りつける。
布のなかにチンポを折り曲げて入れられ、
「おっ……！ ほっ！ おぉっ――うッ……！」
ガニ股服従ポーズをとらされた椿は、呻き声をあげる。
Tバックの尻側は、黒いアナルストッパーが見え見えだ。
「乳首はこれ？」
「そうそう。首飾りとつながってるやつ」
「けっこうゴージャスだな」
「だろ？ ネットで買ったんだ」
「ひっ……！ いぃっ……！」
ふたりがかりで準備をされ、乳首とチンポを穿たれる痛みをこらえる。
その途中で、屹立したチンポがマイクロビキニから、ひょこっ、と顔をのぞかせ、
「まだ出すなって言ってんだろ」
亀頭ピアスをぐいぐい引かれ、「うっ！ ぐぅぅっ！ ごっ、ごめんなさいッ！」と謝罪させられる。
「よし。こんなもんかな」
腰の下まで覆う赤いマントの紐を軽くゆわいた司が、
「行ってこい」
高さ10センチはあろうかという赤いピンヒールを、椿に穿かせる。
「は……はい……」
テントを出た椿は、外の眩しい陽射しに目を細める。
8月の太陽に照らされたビーチは、まるで天国のようにキラキラと輝いていた……。
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