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第234話 傑と礼於

 それぞれが家に帰って来た。 傑と礼於、"ディアボラ"を正式に辞めることが出来て、二人共肩の荷が降りた気分だった。  傑がソファに座って、その膝に礼於がすっぽりと収まっている。 「こうしていると安心。もう絶対離れないから」 「どうして私なんだ? いい男はたくさんいただろう。」 「初めて傑を見かけた時、心臓が跳ねた。 他の人は目に入らなくなった。  傑って観音様みたいなんだ。ボクのおばあちゃんが傑に会ったら,手を合わせて拝んじゃうかもしれないよ。仏様のようだって。」 「ええ?なんだかイケメンとは かけ離れてるなぁ。」 「いいの。ボクのハートにピッタリハマったんだから。傑大好き。」  向きを変えて座り直して傑の首にキスした。 手がシャツのなかを弄ってくすぐったい。 「傑だからくすぐる。」 「なんだ、それ。」  大きな手で抱きしめられた。 ハジメほどじゃないが筋肉が凄い。 「腹筋割れてるねぇ。」 「礼於も結構シックスパックだな。鍛えてたのか?」 「うん、店で、ジムに行かされたから。」 裸で抱き合う。 「ああ、気持ちいい。ベッドに行こう。」 「一緒にお風呂、だろ。」 「待てない。」 「可愛いなぁ。おいで。」  傑の膝に抱きとられながら、もう待てない、とキスをしていく。首から肩に唇を滑らせて小さい乳首を見つけた。 「やめろよ、そこは弱いんだ。」 「ここ、弱いんだって?」 指で摘んで見ると 「あはは、くすぐったいよ。礼於はどうかな?」  ピンク色で傑より少し敏感な突起が固くなってきた。傑が口で可愛がっている。

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