234 / 240
第234話 傑と礼於
それぞれが家に帰って来た。
傑と礼於、"ディアボラ"を正式に辞めることが出来て、二人共肩の荷が降りた気分だった。
傑がソファに座って、その膝に礼於がすっぽりと収まっている。
「こうしていると安心。もう絶対離れないから」
「どうして私なんだ?
いい男はたくさんいただろう。」
「初めて傑を見かけた時、心臓が跳ねた。
他の人は目に入らなくなった。
傑って観音様みたいなんだ。ボクのおばあちゃんが傑に会ったら,手を合わせて拝んじゃうかもしれないよ。仏様のようだって。」
「ええ?なんだかイケメンとは
かけ離れてるなぁ。」
「いいの。ボクのハートにピッタリハマったんだから。傑大好き。」
向きを変えて座り直して傑の首にキスした。
手がシャツのなかを弄ってくすぐったい。
「傑だからくすぐる。」
「なんだ、それ。」
大きな手で抱きしめられた。
ハジメほどじゃないが筋肉が凄い。
「腹筋割れてるねぇ。」
「礼於も結構シックスパックだな。鍛えてたのか?」
「うん、店で、ジムに行かされたから。」
裸で抱き合う。
「ああ、気持ちいい。ベッドに行こう。」
「一緒にお風呂、だろ。」
「待てない。」
「可愛いなぁ。おいで。」
傑の膝に抱きとられながら、もう待てない、とキスをしていく。首から肩に唇を滑らせて小さい乳首を見つけた。
「やめろよ、そこは弱いんだ。」
「ここ、弱いんだって?」
指で摘んで見ると
「あはは、くすぐったいよ。礼於はどうかな?」
ピンク色で傑より少し敏感な突起が固くなってきた。傑が口で可愛がっている。
ともだちにシェアしよう!