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第235話 傑と礼於

「あ、あん、ずるいよ。ボクが傑にしてあげる。」 「でも気持ちよくなってるよね。 ここかな?」 強く吸われて感じてしまう。 「もっと吸ってキスマーク付けて。」 「よしよし、身体中に付けてやる。」 「大きくなってる。傑の。」 「礼於、握って。礼於に握られると凄くエロい。 悪い子だな。」 礼於が耳元で囁く。 「お風呂でする?」 「よし、抱っこして連れて行こう。」  誘うように礼於が後ろを向いて尻を突き出す。 可愛い蕾を解すために指を入れる。 「あ,あ,入れて。」 指を増やして中を広げる。気持ちいい所に当たったか。礼於のペニスももう,固く大きくなってカウパーで濡れている。 「入れる前に傑の舐めたい。」  身体も洗って髪も洗って、傑の長い髪も遊びながら洗った。 「子供みたいだな。もっと広い風呂が欲しいな。」 「狭い方がくっついてられるから,楽しいよ。 ボクはここで満足!」  どんな贅沢も経験して来ただろうに、礼於はわがままを言わない。傑も贅沢に興味はないが、ただ礼於を喜ばせたいだけだ。 「ベッドで続きをして。 気持ちいいこと。 傑とずっとこうしていたい。」 可愛い事を言う。こうして誰かと心を通わせた事はない。恋愛に関して傑は、自分が初心(うぶ)な事に気づいた。

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