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アフターケア

実継のマンションへと帰ると、ご機嫌な宵は実継の前を歩き扉を開けて中に入った。 実継は宵に続き、中に入ると後ろから宵を抱きしめ 「宵…」 「実継さん?どうしたんですか?」 「睦月…気にいっちゃったか?」 「え?」 「さっき、次は来月と言った時…不満そうに感じた」 「せっかく仲良くなれたから来月じゃちょっと寂しいなって思っただけですよ」 抱きしめてくる実継の手に宵は手を重ね 「あの、実継さん…ヤキモチ……妬いてくれているんですか?」 「…っ…う…そ、それは…妬かないわけないだろう。大事な宵が他人に抱かれているんだから」 宵は実継の手を解き、振り返ると背伸びして実継の唇にチュとキスをし 「実継さん、可愛い」 「宵…」 「嬉しいです」 靴を脱ぎ、廊下に登ると実継の肩に手を回して抱っこをせがみ 「ベッドに連れて行って?」 「仰せのままに」 ヒョイと宵を横に抱きあげ、実継は靴を脱ぐと奥の広い空間へと歩いていった

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