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ビクビクと跳ねる身体も、突く度にトロトロと蜜を零している先輩の屹立も、律動を速めていくほどに収縮して痙攣する内壁も。
全てを感じて欲しくて、全てに俺を残したくて刻みつけるように腰を振る。
「う"ァっ!!……あ、んっ……無理!タクっ!!……んぅっ」
俺の背中にしがみついて爪を立てつつ喘ぐ先輩をキツく抱き締めた。
「も……ンっ、イ……イクっ!!」
その声も高く大きくなってきて、俺も穿ちつつ張り詰めた昂りを握る。
軽く扱いただけでグッと質量を増した剛直。
指で鈴口を擦ると、仰け反った先輩はビクンと大きく跳ねた。
胸から喉にまで飛んだ白濁を見て感動する間もなく、ギュッと中が収縮して俺も先輩の中で熱を解き放ってしまう。
「っ……」
それでも意地で深く突くと、先輩はガクガクと何度も痙攣をした。
互いに脱力して息を乱しながら髪に指を挿し込んで撫で合う。
「お前……マジで、激し過ぎ」
そんなこと言われるなんて……煽られているのだろうか?
「もっともっと愛したいですけど?」
身体を起こして先輩の喉まで飛んだそれを指で掬って見せると、先輩は少し恥ずかしがりながら目を逸らそうとした。
それを逃さず目を合わせて指ごと口に含む。
「……バカ」
ニヤリと笑うと、先輩は真っ赤になって俺の胸に軽く拳をぶつけてきた。
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