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仰け反る先輩を見ながら抜き挿しを繰り返して、グニグニと反応のいい場所は指を曲げて押してやる。
自分でやりながらもその感覚はリアルにわかって俺自身もゾクッとした。
あの苦しいような、でも、熱くて自分でも止められない……どうなってしまうのかわからなくて怖いほどの快感。
「先輩……も、我慢できないかも」
チュッと耳にキスをすると、先輩は甘い声をあげながらこっちに必死に手を伸ばしてくる。
「タ、ク……も、あァ!んっ……き、て……」
無意識なのか足を開く先輩に誘われるまま指を抜いて俺は素早くベルトを外して前を外した。
張り詰めたモノを取り出して自分でもその硬さに驚く。
だが、ゴムに手を伸ばそうとすると、先輩が俺の腰に足を絡めてきた。
「いいから」
「は?」
「俺の中に刻みたいんじゃねぇの?」
「いや、でも……」
「着けなくていいから……俺の隅々までちゃんと残して」
これ以上の誘い文句があるだろうか?
ペロッと舌を覗かせて、吐息なんて吐かれて僅かに残っていた理性も簡単に吹き飛ぶ。
後孔に押し当てて一気に体重を掛けると、先輩は息を詰めて目を見開いた。
「文句、は……後で聞きます」
そのまま馴染むのを待つこともできずに腰を引いてまた埋め込む。
「ひぁっ!……ァ、あ"ぁっ!!」
パンッと音がするほど肌をぶつけて、仰け反ってずり上がっていく先輩を逃さないように抱き締める。
「せんぱ……」
「ヤ、あァッ!」
「……健太っ」
今、こんなあられもない姿で喘ぐこの先輩 は俺のモンだ。
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