20 / 54
第20話
というのも、結心の体に擦り寄り呼吸を整えていた壮五は、結心の固いものが足に当たっているのに気付き、彼だって気持ちよくなりたいよな……と、自分ばかり達していることに少しの申し訳なさを感じている。
まあこれは結心が勝手にゴールを増やしていった結果なので、壮五は何一つ悪くないのだが。
「ねえ壮ちゃん、俺の、挿入んないかなぁ?」
突然結心にそう聞かれた壮五は、戸惑いながら返事をする。
「っ、ゃ、やってみないと、わからん」
「……やってみてもいい?」
「……ゆっくり、できるなら」
「よーし。頑張るぞ〜」
結心はその凶器にゴムを着け、大量のローションを垂らす。
壮五はそれを見ながら、『本当に挿入るのか……?』と不安だった。
準備が出来た結心は、壮五の脚をパカッと開かせ、膝を折らせて腕に抱える。
全部見られていることが恥ずかしいが、そうでもしなきゃ挿れられないのはわかっているので、壮五は顔を真っ赤にしながら羞恥心に耐えた。
ピトッと宛てがわれたそれ。
ともだちにシェアしよう!