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第20話

というのも、結心の体に擦り寄り呼吸を整えていた壮五は、結心の固いものが足に当たっているのに気付き、彼だって気持ちよくなりたいよな……と、自分ばかり達していることに少しの申し訳なさを感じている。 まあこれは結心が勝手にゴールを増やしていった結果なので、壮五は何一つ悪くないのだが。 「ねえ壮ちゃん、俺の、挿入んないかなぁ?」 突然結心にそう聞かれた壮五は、戸惑いながら返事をする。 「っ、ゃ、やってみないと、わからん」 「……やってみてもいい?」 「……ゆっくり、できるなら」 「よーし。頑張るぞ〜」 結心はその凶器にゴムを着け、大量のローションを垂らす。 壮五はそれを見ながら、『本当に挿入るのか……?』と不安だった。 準備が出来た結心は、壮五の脚をパカッと開かせ、膝を折らせて腕に抱える。 全部見られていることが恥ずかしいが、そうでもしなきゃ挿れられないのはわかっているので、壮五は顔を真っ赤にしながら羞恥心に耐えた。 ピトッと宛てがわれたそれ。

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