後孔の周りをスリスリと擦られる。 「力抜いてね。深呼吸して」 「っ、ゆっくり、だからな」 「わかってるよ。はい、吸って〜、吐いて〜」 結心の言葉のペースに合わせて深呼吸をした。 クプっとペニスが挿入ろうとしては引いてを繰り返される。 壮五の腰を掴む結心は、恋人の表情を見ながら、先端を少しだけ埋めると、今度は引くことをせずそのまま腰を押し進めた。 「うっ、ぁ、あ゛……ッ、ぃ、うぅ……っ」 「はぁっ、は……」 少しの痛みを感じた壮五は、けれどこれで『痛い』と言えば結心が止めてしまうと思い、声に出さないように口を押えた。 「壮ちゃん、大丈夫っ？」 「っ、だ、大丈夫……っ、ン」 結心は一番太いカリの部分が入ると、後はきっと大丈夫だと思い、フーッと息を吐いて壮五の細い腰を掴み、グッと腰を押し付けた。 「あ゛ぁ──ッッ！」 「っはぁ……ん、太いとこ、入った……」 「っ、ぇ、うぅ……っ」 壮五は泣きながらウンウン頷き、腰を掴む結心の手に自分の手を重ねる。