それが結心にとっては信じられないくらい可愛かったので、結心は大きく息を吐くと、壮五の腰をグッと掴み直した。もう限界が近かった。 「ごめん、動くよ」 「え、ぁ……」 「ゆっくりするから」 そして言葉通り、スローペースで律動した。 内蔵に触られ、押し上げられる感覚は初めて味わうものなので、壮五は時折「ぐぇ」とか「お゛」とか声を漏らしつつ、前立腺を刺激されて気持ちよさに甘い声で啼く。 段々と慣れてきたのか、甘い声しか聞こえなくなってきた頃、結心は律動を激しいものに変えていく。 「──っあ、あっ、あ、ゆう、し……っん、結心っ、あ、う、ぐぅ……っ」 「は、はぁっ、」 「あ゛ぁっ、ぁ……、ぁ、くる、くるっ、ぁ、大っきいの、くる……っ！」 そうすれば直ぐに壮五を快感の波が襲ってきて、結心の手に自分の手を重ねながら、爪先をピンとさせて絶頂した。 ──が、結心は止まらない。 ガツガツ、腰を動かし、汗を零しながら荒い呼吸をする。 壮五が「だめ」と言っても「やめて」と言ってもやめられなかった。 一週間も我慢させられたのは初めてで、相手が好きな人だということと、溜まった性欲が爆発したのだ。