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第24話
「ゆぅ、しん……っ!ぁ、やめ、いく、イッてる、むり、ぁ……っ、ぁ、あ……!」
「あー、出る……」
ゴッ、ゴッと奥を強く突かれた壮五は、絶頂からなかなか降りて来れず、そのまま意識を飛ばす。
結心はゴムの中で射精すると、ハァ、ハァっと呼吸をしながらペニスを抜いた。
ゴムの中には一週間溜めた精液が。
それを見た結心は何を思ったのか、ゴムを外すと口を縛ることなくそれを手に出し、壮五の腹の上に塗り広げた。
「へへ……俺の……」
意識を失ってもなお、痙攣している壮五を見て満足する。
聞こえていないだろうが、結心は何度も壮五に「好き」と伝えながら、たくさんのキスの雨を降らせた。
■
「──昨日の本来のゴールは、指一本だった。」
「うん。でも壮ちゃんも欲しそうだったし。気持ちいいの好きでしょ?俺は好き。もちろん壮ちゃんのことも好き。」
「……気持ちよかったのは確かだけど、初めてセックスする相手の意識が飛ぶ程のことをするのは、どうなんだ……?」
「『気持ちいい』はいい事です。俺も、壮ちゃんも、お肌ツルツルだね。可愛いねぇ」
壮五はベッドに寝転んだまま起き上がれなかった。
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