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第33話

──挑戦してみたのはいいものの、やはりやり方がわからない。 結心に助けを求めようとして、彼が相変わらず自分の指を撫でていることに気づいた壮五は、撫でられるタイミングで舐めてみようと思った。 なので、指の腹の部分を撫でられると裏筋を舌で舐め上げ、第一関節の部分の周りをクルクル撫でられた時には、同じようにカリの周りを舐める。 段々と結心のペニスが大きく固くなってきた。 指先を三本の指で摘まれる。 壮五は大きく口を開けて、それを咥えた。 「壮ちゃん、いい子だね。」 「っん、はぁ……俺、できてる……っ?」 「できてる。上手だよ」 結心は優しく壮五の頭を撫でる。指先で遊んでいた結心だが、これは壮五が不安そうにしていたのでやり方を教えてあげていたのだ。 口にはしないが、途中からそれに気づいた壮五が指と同じ動きで一生懸命フェラチオをする姿に、どんどん気分が高まっていった。 「いけるところまで咥えてみて」 「っ、ふ……ぁ、お……ぇ……っ」 「あーあ、そんな奥まで咥えなくていいよ」 結心は指を離し、既に目をトロンとさせている壮五の頬を撫でる。 「頑張ったねぇ。ありがとう」 「……? 終わり……?」 「うん。早く壮ちゃんの中に入りたくなっちゃった」 結心はそう言うと、唾液で濡れた壮五の口元を拭ってやり、そっとベッドに押し倒す。 壮五は結心のそれを舐めている間に、感じる上顎に何度もペニスが当たっていたおかげで気持ちよくなってしまい、いつの間にか自身のペニスも勃起してしまっていた。 それを結心に見られ今更恥ずかしがっている。

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