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第36話

「壮ちゃん、こっちに集中しよっかぁ」 「ぁ、ん、ン……っ、はぁ、結心の手、気持ちぃ」 「それ、前も言ってたねぇ。自分の手と違う?」 「ふぁ……ぁ、ぜんぜん、違うぅ……っ」 ペニスの方に意識を向けた壮五は、ゆっくりと結心が奥まで入ってくるのを感じた。 そして漸くトンと先端が奥の壁に当たる。 「壮ちゃん、今日、締め付けすごいね……ヤバいかも」 「ん、ん……結心、キスしたい」 軽く顔だけ振り返った壮五に、結心は優しく蕩けるようなキスをする。 その間もビクビク震えている壮五と、中の締めつけに結心は我慢できなくなり、腰を動かし始める。 「っん、んぉっ、ンッ!」 「っは、はぁ……ん……」 唇を離すと壮五はシーツを掴んでヒンヒン喘ぐ。 そんな壮五の声が余計に結心を興奮させて、壮五が逃げないようにお腹に手を回すと、自分の方に引き寄せる。 「あ゛っ! ま、って……っ奥、あってるっ!」 「当ててんの」 「っぐ、ぅ……手、離して……っ、無理、っあ、イク、イクイク……ッ!!」 ガクガク痙攣する壮五だが、結心は構わず律動する。なんせ心も体も気持ちよかった。

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