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「少し道を変えます」 「はい、お任せします」 こいつ本当に軍人かよ、それともあえてそうしているだけなのか。 地下駐車場に止めると 「ここですか?」 「はい、軍基地の近くで地下駐車場です」 ここは俺のテリトリーだ、たくさんの仕掛けと仲間に連絡しやすいようにしている。 相手の武器は剣と銃のみなら勝てる。 「降りないんですか?」 「私は地形を把握できるのですが」といい先ほどの地図を出した。 「スラム街の近くに戻ってきていますよね、なぜですか?」 ……こいつまじかよ、記憶力、いやなにか俺たちとは違うなにを持っているのか? 「あれ? おかしいですねちゃんと連れてきたのにそういう言い方とは」 俺は思いっきりターゲットを車から降ろした。 「うっ」 すかさずサイレンサーの銃を取り出し何発か しかも最悪なことにガソリンタンクを狙ってきたのだ。 数秒もしないうちに俺の愛車が爆発した。 そして後ろに回り込み首元にはナイフがあった。 「なんすか? すごいお見事ですね」 ちゃかすと 「仲間は何人いる?」 待機している仲間も把握できるなんてバケモノかよ。 まぁでも俺の暗殺者としての能力も見てくれよな。 バチンっと一際大きな音が地下に響きターゲットは後ろに飛んだ。 しかし腕を抑えていた。ビリビリと痛むようだ。 「親切なお兄さんではなくなりましたね」 「そのままの認識のほうがよかったかな?」 「なに!?」 俺は特殊なマントを着て姿を消した。 身構えどう対策をしてくれるのが楽しみだ。 首にナイフが届く瞬間俺は宙を舞った。 は? 地面にたたきつけられそのまま拘束された。 「見えたな」 マントをとられ姿を現すと 「あんた、本当に何者だよ」 しかしターゲットの体重は軽かった。 どうにかしてやろうと思った瞬間。 「あー麗しき人間、花咲殿、お久しゅう」と聞こえたのだ。 「これはこれはストロー州巨大組織をまとめあげているマイケル殿、そなたに会うのは久しぶりだな」 ん? ボスとまさかの知り合い?? 重火器を持った仲間が俺らを囲った。 「ということは始めから仕組まれた罠ということだったのでしょうか?」 「そこにいる暗殺者を送ったのは私が君が最初に捕まった組織は関係ないよ」 え、待ってボスも知ってたってことかよ。 俺は良いように使われたのね。 「乗る飛行機の時間も変更したのに、まったくこの国はどこから情報が漏れるのでしょうね」 すくっと花咲は立ち上がったので俺は距離をとって身を隠した。 「1つ言えるとしたら軍の中にスパイでもいるんじゃないですか?」 「ほぉ、それは面白い、教育しなをさねばなりませんね」 「怖い怖い」

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