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隣のメガネ君
「なぁなぁ、それBLって言うんだろ?そんなおもろいもんなん?」
朝、まだほとんどのクラスの奴らが来てない時間。俺と隣のメガネ君はいつも早く学校に着いて二人きりになる。
だからといって話すことは何もない。だってずっと本読んでんだもん、話しかけづらいじゃん?だからいつも寝たふりするんだけど、昨日知っちゃった。
隣のメガネ君が読んでる本、たまたま本屋で見つけちゃって調べたらBLってやつらしい。しかも結構いやらしいやつ。
別にからかうつもりはない、ただ気になって聞いてみた。そしたら急に話しかけちゃったからか、本の内容があれだからなのかオドオドし始めて、それがなんか面白くて、可愛かった。
「なぁ、面白い?」
「え…っと、あの、これ、…は。」
「ははっ、顔真っ赤。別に言いふらしたりしねーよ、ただ…」
「た、ただ…なんでしょう…?」
「どんなやつ読んでるのか表情に出ててバレバレ、俺以外がいるときは読むなよ~」
「な、ななななっ!」
「ふははっ!おもしれ~!」
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