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オマケ 兄と優しい弟

弟は兄が帰ってくるなり、兄を抱き上げ部屋へと 連れ込んだ。 何故兄の部屋のベッドなのかは、弟の部屋が散らかっているからなのはわかってる。 あんな汚い部屋は兄の方でもゴメンである。 「するぞ」 弟はベッドに兄を下ろすと宣言した。 「ちょっと待て・・・」 兄のいいかけた言葉を弟はキスして黙らせる。 高校生とは思えないイヤらしいキスに、その経験を思って胸が苦しくなりながらも、弟しか知らない兄は蕩けてしまう。 「うるせぇ。ずっと待ってたんだ、やっとじゃねぇか」 弟は乱暴に言うが服を脱がせる手は優しい。 「昨日だってしたじゃないか」 兄は言ってみる。 両親のいる家で、それでも何かしらは毎日しているのだ。 手で扱き合うだけの日もあれば、口でし合う日もある。 でも、昨日は声を押し殺して耐える兄の中でそれでも2回は弟は出したのだ。 両親が仕事で忙しいのをいいことに、帰ってくるまでの隙や、寝静まった夜にセックスしてしまう。 若い男なのだ。 2人とも我慢がきかない。 家以外でも、弟の学校に連れていかれて体育倉庫で犯されたこともある。 有名進学校の制服の兄を制服のまま犯すのを弟は喜んでいて、兄はバカだと何度も怒ったのだった。 でも。 金のない高校生同士。 ゆっくりセックスができる場所には行けなくて。 だから。 確実に両親がどちらも出張なこの三日間を待ちわびていたのは弟だけではなかった。 「声気にしなくていいんだぞ?嬉しくない?」 弟が言う。 あっという間に兄は裸に剥かれて、弟も服をベッドの下に全部脱ぎ捨てている。 「いつも服着たまんまだし」 弟は満足そうに兄の上にのしかかり、兄の裸を見つめている。 着衣で声を殺してのセックスが基本なのだ。 仕方ないと言えば仕方ない。 「オレは声我慢してるけど、お前はそんなの気にしたことないだろ!!」 兄はマジマジと裸を見られることに恥ずかしがり、身を丸く縮めながら涙目で弟に言う。 「声我慢しろってお前言うだけだろ!!」 兄の声は恨みがましい。 弟は声を殺して耐える兄に全く遠慮しないからだ。 兄は激しい突き上げや、容赦ない責めに、枕を噛み締めて声を耐えていて。 弟はその耐えてる兄に興奮して、さらに激しく貫いてくるのだ。 いつもいつも。 弟は恥ずかしがる兄の身体を自分の方に向けて、じっくり見て楽しんでいた。 自分のモノだと身体をその手で確かめるように撫でながら。 「だから、今日は我慢しなくていいって言ってるだろ。・・・まあ、声殺して感じまくって泣いてんの、めちゃくちゃエロいんだけどな」 弟は笑って、まずは兄の乳首を齧り始めた。 ここが好きなのだと、いつも言われている。 女の身体より好きだと教える為だと、兄の乳首をあまりに弄るので、兄はもう人に裸を見せられなくなっている。 毎日、吸われてかじられ、指先で弄られ。 乳首はいつも腫れて、男のモノには見えなくなってしまったのだ。 まあ、裸を他人に見せるなんて弟が許さないのでしないけれど。 進学校なので、もう三年だから体育はカタチだけ。 しなくても良い。 これほど弟とのセックスに溺れていても、兄はまだ優秀だ。 弟にこがれているだけだった時に、もう、希望の大学へ行けるとだけの学力は手に入れていたから。 さっさと受験を終えて、一人暮らしをしたい。 毎日は無理でも、週末に弟は来てくれるだろうし、弟が高校を卒業したら2人で暮らすと決めている。 2人きり。 誰にも邪魔されない。 そんな夢みたいなこと。 乳首を吸われて、思わず兄が声を殺すと、弟が笑う。 「声、だせよ。エロい声聴かせるよ」 弟の言葉に真っ赤になる。 セックスに手慣れた弟と違い、兄は弟しか知らないのだ。 恥ずかしくて耐える。 男の声に弟が覚めてしまうのじゃないかとか、声を出しても良ければ良いで考えてしまう。 「おい・・・なんで我慢すんの。なぁ、聞かせてくれよ・・・」 甘く囁かれながら耳を噛まれた。 弟の指先が乳首を挟み込み擦りあげる。 小さなペニスを扱くかのように。 あっ 小さな声が出た。 「聞かせて、もっと」 甘い囁き。 弟は乳首を音を立てて吸い上げた。 弟に教え込まれた乳首の芯にある快感が、兄を焼く。 ああっ ひうっ 口を押さえようとした手を弟に抑えられる。 弟の舌が乳首を転がし、舌先で潰す。 歯で快楽の芯を噛み出される。 吸われて甘い疼痛が生まれる ああっ あっ ひいっ 兄が高い声をあげるのを弟は嬉しそうに聞いていた。 「エロいな。これもいいな。たまんねぇ。もっと聞かせろよ」 弟は囁いた。 「まずは胸だけでイこうな」 弟がニヤニヤしながら言ったので、兄は涙目で見上げる。 弟がそうすると決めたならそうするのだ。 でも。 兄はそんな弟を愛してるから、仕方ない。 自分からそんな変な声が出ることに涙目になる兄を、「エロい」と喜ぶ弟が声をさらに出すように責める。 泣きじゃくる兄を弟が宥めながら、それでも止めないのはいつものことで。 後ろを貫かれ、声を我慢しないとどうなるのかを、兄は教え込まれた。 いつもは我慢して声を堪えると中にたまり込む快楽に焼かれてしまう。 でも、声を我慢しないと溢れ出す快楽に焼かれてしまう。 どちらにしてもめちゃくちゃになるのだと分かった。 声を出せと思い切り突き上げられる。 声を出すな、と言われる時でもそうなのだけど。 出すまで許さないと、言われて後ろをぐちゃぐちゃにされ、枕をとりあげられ、食いしばりそうになる口に指を入れられ、弟の指を噛むことなどできないから、開いてしまう口から声が出てしまう。 ああっ もうだめ だめぇ 耐えていた時にはいえなかった言葉が高い声で出る いつも声を我慢してるからいえなかった言葉。 「ダメなわけないだろ、こんな感じてて」 弟は笑って、オレももっと動いていいんだよな、と激しく動きだす。 ああっ ひいいっ そんな 奥うっ 泣いて叫ぶ兄を弟は嬉しそうに見つめる。 兄の泣き顔が弟には何よりエロいのだ。 声を殺せない兄は言葉が止められない 愛してる 愛してる 好きぃ 言ってしまって、 泣いて感じて、 イクッ イクッ 兄は痙攣し、叫び続ける。 「ああ、思ってた以上にエロ過ぎ」 弟が苦しそうに言う。 尻を持ち上げられ、最近覚えたその場所を兄で楽しむつもりだ。 奥の奥。 兄はここを犯される時は声を気にしなくてもいい。 声も出ないで痙攣し続けるから。 愛してる そこを抜かれる前に言ってしまって、兄は泣く。 弟にそんなものを担わせたくなくて。 セックスしてくれるだけでいい。 自分とセックスしている間、他の女を抱かないでくれるだけでいい。 いつか離れても仕方ないと思っている。 愛してくれ、とは言えないと。 でも。 言ってしまったから。 「・・・・オレが言ったら、兄さん余計に苦しむだろ」 弟は低く言ったけれど、着き止まりを抜かれて、兄の身体は痙攣するだけになった。 ヨダレを垂らし、性器から精液じゃないものを吹き出す兄を弟は低く唸りながら見つめる。 ああ。 全然足りない。 奥まで貫いているのに。 そこを容赦なく責めた。 兄がなんども意識を飛ばした。 それでも許さなかった。 そこで出して。 気絶している兄の頬を叩いて意識をもどす。 「まだだ。三日あるんだ。とことんするぞ」 学校は休むと2人で決めていた。 愛してる 好き 愛してる 弟の名前を繰り返し、そんなことを壊れたように兄が言い出すのが愛しかった。 声を殺さなきゃいけないから、兄はあんなに感じても、壊れることが出来なかったのが分かって余計に愛しかった。 愛を兄が囁いてきたことはない。 兄は弟をあんなに欲しがってたくせに、自分からは手を出せなかったのだ。 でも壊してやったら。 可愛く愛を叫び続ける。 たまんない、そう思った。 弟は兄を思い切り突き上げる。 兄を壊してやらないと。 そして、それが気持ち良い。 好きぃいいい あいし あいしてぇえ 壊れた兄は可愛い過ぎた。 ぐちゃぐちゃの泣き顔が破壊的に可愛いくてエロい。 「いっぱい言って?オレが好きって」 弟は言う。 自分からは言えないから聞きたかった。 愛してると言ったなら、真面目な兄をさらに追い詰めてしまうから。 兄はいつか弟を手放すつもりだ。 そんなことは許さないけれど、兄の心を押しつぶすことも出来ない。 あくまでも、兄は弟に犯されて、言いなりになって流されているだけ。 今だけのこと。 そういうことにしてあげないと。 弟は兄の身体に背中かろ覆いかぶさり、下半身を押しつぶすように体重をかけて、犯し始める。 兄のペニスが、弟の身体の重みに押しつぶされ、そして弟のペニスに中を深くまで抉られる。 ペニスへの痛みと中の快楽に兄が泣き叫ぶ。 兄が身体をよじって感じるのを抑えこんで、その中を味わう。 ちんぽ潰れる イクぅ あっ、そこダメぇ 泣き喚く兄ほどエロいものはなく。 必死で声を我慢して泣いてるのもめちゃくちゃエロいから好きだったが、これもたまらなくいい。 弟には止めるという選択肢だけはない。 大好きな兄の泣き顔を堪能する。 「エロい、たまんねぇ」 弟は思い切りそこを抉り続ける。 兄が意識を無くしても止める気はない。 頬を軽く叩いて意識を取り戻させ、まだ責める。 でも。 弟は優しい。 優しいから。 愛してるとは。 絶対に言わない おわり

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