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開幕 1

 彼は喉を反らした。  その喉から言葉は出ることはない。  「気持ちいいか?オナホ野郎」  嘲るように男は言って、腰を乱暴に打ちつけた。  抉るように動かされ、彼は首を振る。  「一人前に勃ってんじゃねぇか・・・いいんだろ?」  男はくぐもった声を彼の耳に注ぐ。  下品な声だ。  でも確かに彼のそれは濡れそぼり、男と彼の腹の間で擦られながら勃ち上がり、揺れていた。  彼を辱めるためだけに言っているからこそ、その声の下品さは際立つ。  男は勃起し、先から零している彼の性器を乱暴に擦った。    「気持ちいいんだろ?・・・良かったなぁ、相手してもらえて」  男は本気で言った。  男は本気でそう言っている。  それが男がどれほど卑劣な人間であることかを表していた。  「お前は変態どもに散々抱かれてきた、オナホだもんな」  男は中の感触を楽しむ。  男の言葉に、彼の中が反応するのが気持ち良いのだ。  それを彼がこの行為を好んでいるからだと男は勝手に解釈している。  彼が男が触るだけで、身体を痙攣させ、声こそ出なくても唸ることさえ都合良く解釈しているのだ。  「いいケツだ」  男はうっとりと中で好きなように動かした。  オナホよりずっと良かった。  男が知ってる女達よりずっと良かった。  こんなに後ろの穴にぶち込むのがいいなんてしらなかった。  だからいつもすぐ出てしまう。  今も出た。    「たまんね」  男は震え注ぎ込みながら喘いだ。  この穴は最高だ。  彼は唸った。  でも男は気にしない。    男はその口の中に指を入れた。  入れても噛まれる心配はない。   そこには一本の歯も無いのだから。  暖かいそこを指でかき混ぜた。    ここも気持ち良い穴だ。  だから、何度もそこに性器をぶち込み、放つこともしている。  この口の中も最高だ。  頭を押さえつけ喉までつっこんんで、犯すのは最高だった。

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