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開幕2

 「さすが変態御用達だ」  男は性器を後ろの穴から引き抜きながら笑った。  彼の勃起したそこを扱いてやる。  これは男にとってはサービスだった。  形の良い性器は震えて白濁を吐き出した。  小さく彼は呻いた。  「気持ち良かったか?感謝しろよ」  男は笑った。  彼は凄まじい目で男を睨みつけた。  視線だけで人を殺せるような目だ。  全ての歯を抜かれた顔は、赤ん坊のようにも老人のようにも見えるが、真っ黒で冷たいガラスのような瞳は、その中にある激しい怒りを隠さない。  その目だけは刃物のように尖る。  が、男は気にしない。  だって背中に傷などつけないように柔らかな滑り止めマットの上に転がされている彼には両手両脚がないのだ。  彼の手足は肘や膝の上で切断されていた。  そして怒りに大きく開かれた口には歯も舌もない。  そう、彼は男を傷つけることなど何一つできないし、男が彼にしたことを誰かに告げることも何一つできない。  なんて素晴らしいこと。  白いその美しい彫刻のようなボディは、人の手によって破壊されているのだ。  抱いて遊べるオナホになるように。  また勃起する。  この身体はエロい。  破壊されているからこそ、エロい。     

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