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第1話 はじめて

学生寮 夜の時間 消灯時間までざわざわとにぎあう学生たち そんな中とある部屋には青春を味わっている男がいた。 「やめろっ」 「ちょっと、見てみるだけだから」 そういうとベッドに寝転がってる少年は部屋着をまくられた。 「ばかっ」 何度も罵るが上に乗っかっている男はどかない、むしろ体重をかけて逃がさないようにしていた。 「うわぁ男でも乳首って立つんだな」 爪でカリカリと触られる。 ゾワっ「気持ち悪い……早くどけっ」 手で制すも柔道部には歯が立たない。 「ちょっとだけだって」 男は舌を乳首に這わせた。 「ひっ!?」 何度も舌を動かす。 「はぁはぁ……」 「次はっと」 「ばっもういいだろ!! だいたい男にやったところで空しいだけなんだから、お前とおんなじのしかついてねぇよ!!」 「まぁそうなんだけどさ」 と言いながら部屋着のズボンを脱がされパンツも脱がされていく。 「ぶふっいつも思ってたけどちっさ」 「太一!!」 「こんなん女の子とやるとか舐められちゃうよ?」 「ふざけんなっ!! ひっ……」 太一と呼ばれる男はゆっくりとそのへなちんを掴み自分と合わせ上下に動かした。 「本当お前大っ嫌い」 「へへっ俺のデカイから擦れて気持ちよくない?」 「うっうっ……気持ち悪い」 「なんだよ、ただの抜きあいっこだろ、普通だって」 「普通じゃねぇよ、お前はただの変態だ」 「ちぇつまんねぇの、なら喜一が言うこと聞かないといけない秘密の言葉言ってあげようか?」 !?ビクリと体が動いた。 「そ……それ言ったら絶交だら」 「……絶交ってね、喜一が簡単にできることじゃないの、俺たちは一心同体なんだから」 「なら、こんなことはやめろよ、この関係保ちたいんなら!!」 「んーでもさいつかはしないといけないんだよ?」 「……」 「本家の俺に命令されれば喜一は嫌でもしないと」 「……最悪」 「でしょ、だいたい代々の絆の深め愛なんだからしょうがないじゃん」 「……」 「てことでするよ」 「は? やだよ」 「本番は全員の前でやる? 馴れておいたほうがよくない?」 「…」 「もう、だんまりかよ、仕方ない明日にはやらせろよ」 といい太一は部屋から出て行った。 ……。 「最悪」 暗闇の中1人取り残された喜一の顔は赤かった。 次の日 名門の高校に登校した。 ここは由緒ある家系しか入学が許されない。 2人は学校では話しかけない。 本家 久遠寺 太一(くおんじたいち)  (穂積(ほづみ)) 分家 花里 喜一(はなざときいち)   ((かんなぎ)

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