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12/29 サザンカ

花言葉 直向きに愛します 君に恋をして僕は変わった 君のことを知るためにたくさん勉強した 君の隣に居られるようにたくさん努力した 君に好きになってもらいたくて、君に選んで欲しくて、君の好きそうな服や髪型、身体だって鍛えた しんどかったけど、君のためだと思えば頑張れた 君が言った言葉の一つ一つを忘れないように記憶して 君の色んな表情を取りこぼさないように見守ってきた だから知ってるよ、君が好きなのは僕じゃない ずっと見てきたからわかってしまうんだ 君の視線の行先が 誰を想って熱を帯びたため息を吐いているのか 全部全部全部全部全部ぜんぶぜんぶぜんぶ 「ぜーんぶわかっちゃうんだぁ」 「っ……!!」 「あはっ、今の表情は見たことないかも!記憶(アルバム)の中に追加しなきゃっ。あぁ、怯えた表情に拒絶するような目つき。たまんないなぁ…僕だけに向けられた感情だ」 ゾクゾクするよ、心臓が鷲掴みにされたみたいだ もっともっともっと僕だけのための君を見せて欲しい そっと頬を撫でようと手を伸ばせば、乾いた音がして差し出した手のひらに熱を感じる 「さ、わんじゃねぇ…っ」 「……っ、ふふ、ふはっ…あはははは!!いいね!初めて君がくれた痛みだ!熱だ!!あぁなんで心地いいんだろう」 「……頭湧いてんのかてめぇ」 ぁぁ、いいね、その眼、強気で綺麗だ 「あぁ、そうだ、君が好いてる人、あれはやめといた方がいいよ」 「あ?何言ってやがん…っ!?な、なんだよそれ!!」 とある動画を目の前に晒すと一気に表情が驚きの色に染まり固まった 男が何も身につけず、何かを懇願している。よく見るとあちこちに何か液体が飛び散っているのがわかるだろう 「て、めぇ…あいつになにしやがった」 「なにって、ただ望まれたから相手してあげただけだよ。そしたら、ね?こんなふうに壊れちゃった、あっはは。こんな子君には相応しくないよ?君のことをずっと見てきた僕が言うんだから間違いない。そう!!間違いないんだ!あんな、あんなやつに君を渡すわけにはいかない!!君が悪いやつに引っかかる前に見極めてあげたんだ!僕は君のことを愛しているから!!間違って欲しくないんだ」 だから、ね?わかってほしいんだ 僕自身はどれだけ汚れてもいい 君だけは、この世界で君だけは綺麗なままでいて欲しいから 「ぜーんぶ、君のためにしたことなんだって」 ねぇ、早く僕の愛を受け止めておくれ

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