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モザイク仕立ての果実 51

 食いしばった表情で喜多は大きく体を跳ねさせ、腰をぐい と押し付けてから……擦り付けるようにぐちゃぐちゃとナカをかき回す。  そうすると僕は気持ちよさにまた身悶えしちゃって……  体の中に擦り付けられるように出される熱にふわふわと浮かされて、足を絡めて腰を擦り付けて喘ぎ続ける。  繰り返されるソレが終わったのは三日後のことだった。  発情期が抜けてかけてて、ちょっと食事を とベッドから降りようとしただけで、喜多は嫉妬の炎を燃やして僕を抱き締める。それでまだまだ敏感な部分を執拗に執拗に攻め立てて、熱っぽい声で噛ませてくれたら許したげるって甘えてくる。  もちろん、首を噛ませるわけにはいかないから腕とか胸、足を噛ませるんだけど、それをされてしまうと今度は僕の体の方が反応してしまって……  結局、僕らがきちんとテーブルでインスタントラーメンをすすれたのは、それから一日が経った頃だった。 「喜多さん……しつこすぎ」 「しつこくないよ、巳波ちゃんがいい匂いだから反応がとまんないんだよ」 「僕が悪いっていうの⁉︎」  ムッとすると喜多は大慌てで僕を抱き締めて鼻先を擦り付け、捨て犬みたいに甘えて……気づけばベッドの上に連れ戻されてしまっていた。  出す間もないほど注がれ続けた精液が体の中でタプンと音を立てている気がする。 「出し過ぎ……」 「あはは、興奮したアルファの射精だからね」  照れくさそうに言うけれど、出される方はたまったもんじゃない。  喜多は後ろから僕のお腹にそっと手を当てて温めるように包み込みながら、「巳波ちゃんの中が気持ちいいからいっぱい出ちゃった」って茶目っけを含ませて言う。  そして指先はゆっくりと下に降りていき、少し茶色い柔らかな毛をかき分けながら股間を弄る。 「ちょ 喜多さ  」 「中でいっぱイったけどこっちはちょっとしかイケなかったでしょ?」 「だ、だって、僕……オメガだし」  喜多が指先で弄り出した部分だけがαなせいか、喜多のフェロモンが濃くなればなるほどこっちの勃ちは悪くて……それでも少し項垂れたような状態でいっぱい出した と思う。  指先が柔らかな塊を持ち上げ、その先にわだかまった皮をいじり始める。  少し引っ張り、隙間に指先を擦り付け……ゆっくりソレを使って上下に撫でて…… 「お ちん○ん……さわ  っン 」 「巳波ちゃんのコレ、こっちだけ刺激してあげるとここが少し膨らむよね」  付け根の辺りを引っ掻くように擦られて、思わず腰が跳ねた。  性器の根元が膨らむのはα特有の現象だ、セックスの最中にすごく興奮したらそこが膨らんで抜けなくなるんだって聞いた。  実際に喜多のナニは僕に入ったまま膨らんで、すごく圧迫されて苦しかった!

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