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3日目
目が覚めると、目の前にアンパンマンの横顔があった。
「うぉ!?」
慌てて手で口を抑える。
でっかい声出してコイツが起きても、なんもいいことねぇしな。
なんとなくじっと見てみると、肌が白いし、まつげも長い。なんか、頬触り心地良さそうだな。
寝てるし、大丈夫....だよな?
人差し指で頬をつついてみると、予想以上にプニプニとした感触。
うわー、すげー!
調子にのってずっと触っていると、変な感じがしたのか、顔をこっち向きに動かしてきた。
頬をつつこうとした俺様の指が、アンパンマンの唇に当たる。
コイツ....!唇までやわらけぇ!
1度指を離して自分の唇を触ってみるけど、なんか、少しカサカサしていて触り心地はよくない。
もう1度アンパンマンの唇を触ろうと指を伸ばすと、ちゃんと見ていなかったせいで、たまたま空いていた口の中に指が入ってしまった。
慌てて指を引き抜こうとすると、口が閉じてしまう。
このタイミングで閉じるか普通!?第二関節まで入ってるぞ!
抜いてる途中で起きられても困るし、どうすりゃいいんだ!
「んぁっ!」
コイツ、今、指舐めやがった....!
起きているのかと思ったけど、相変わらず寝てるようだし。
俺様がどうしようかと悩んでいる間にも、お構いなしに舐めてくる。
関節のところをチロチロと舐めたり、爪の間に舌をねじ込まれるとくすぐったいような、気持ちいいような、不思議な感覚に襲われる。
「ひっ....!」
なんでローターの振動が強くなってんだよ!?
アンパンマンは相変わらず寝ているし、勝手に上がるなんて考えられない。
もしかして....壊れたのか?このタイミングで?
「んぁ....ふっ....!」
どんどん振動が強くなっていくローターに、自然と声が出る。空いているほうの手で口を抑えて、半勃ちになっているモノは、太ももの間に挟んでなんとか堪えている。
しばらくして、ローターの振動が強くなるのは止まったが、きっと最大まで上がりきったからだろう。
ローターと指と、イきたいのを我慢している気持ちよさで涙目になっていると、目の前の2つの目が開いた。
俺様の指を引き抜く。
「ふふっ....おはよう」
「えっ?なんれっ....んぁ、わらってっ....んぁぁ!!」
太ももの間に挟んでいたモノを引き出されて、亀頭を指で擦られる。
気持ちよさに、自然と腰が引けた。
「んあぁっ....ひぁ!あっあ....っ」
「我慢してたんでしょ?イっていいよ」
耳元でそう囁かれて、もう我慢出来なかった。
「やぁっ、出るっ出るっ!イっちゃぁぁあ!!!」
出した後も、ローターの刺激で身体がビクビクしていると、アンパンマンに馬乗りにされた。
「いつからっ、起きてっ....」
「最初から」
「うぇ?」
最初からって、俺様が頬をつついてる時から?
てことは、指を舐めたのも、ローターの振動を強くしたのも、全部わざとか?
「まあ、あんなに頬をつつかれちゃ、誰でも起きるよね」
「うっ....」
やっぱり、調子に乗りすぎた。
だからって、あんなに俺様をからかうことはねぇだろ!
改めて怒りが込み上げてくる。全裸だから全くかっこつかねぇけど。
「そんなに怒らないでよ、キスしてあげるから、ね?」
「は?」
いつ俺様がキスしてほしいなんて言った?言ってねぇだろ?なに言ってんだコイツ。
「あんなに僕の唇触ってたじゃん。キス、してほしいんでしょ?」
なんかこのセリフ前にも聞いたような....。
「んんっ....!」
パッと顔が近づいて、強引にキスをされる。
すぐに舌が入ってきて、上顎をなぞったり、俺様の舌を絡めたり、吸ったりして暴れ回る。
酸素が足りなくなって肩を叩いても、両手を掴まれてしまっただけで、一向に離す気配がない。
やべぇ、もう....苦しっ....。
苦しくて飲みきれなくなった唾液が頬を伝う頃、ようやく口を離された。
「ぷはぁっ!....はぁっ....はぁっ」
「どう?気持ちよかった?」
「....」
ニコニコしながら聞いてくるが、横を向いて無視する。
苦しいっつってんのに離さねぇし、なんなんだ。
「ふーん、無視するんだ。人の顔で遊んだくせに」
「うっ....。お前だって、俺様の身体で遊んでんじゃねぇか....!」
俺様が反論すると、アンパンマンはやけにニコニコしていた。
「やっぱり、キスだけじゃ許してあげない。今日1日乳首にローター貼り付けて」
「えっ」
「今はまだ感じないみたいだけど、今日の夜あたりには、どうなってるかな?」
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