「ゆ、ゆっくり、きて」 「うん」 　二人がちゅっと軽いキスをすると、琉生がゆっくりと腰を押し進めた。 　佑里斗は初めて感じる大きさに「あ゛」と声を零しながら受け入れていき、少しの苦しさを紛らすように自らの手でペニスを扱く。 「っは、はぁっ、あ゛ぁ……っぁ、お、きいぃ……っ」 「んっ、もうちょっと、頑張って」 「う゛ぅ〜っ」 ‪‪　琉生はグッと奥歯を噛む。というのも何度も内壁に強く締め付けられていて今にも射精しそうだったからだ。 　それに堪えながら、トンと奥の壁に当たるまで挿入するとはぁーっと深く息を吐き、既にヘロヘロな佑里斗にキスをする。 「はぁ、はぁぅ、ん……ぁ、琉生ぇ……まだ、待ってね……」 「ん、もうちょっと待つけど、動いて大丈夫そう……？　今、辛くないか？」 「ぁ……ん、だいじょうぶ」 　暫く動かないまま佑里斗にキスをしたり、汗を拭ってあげたりしていると内壁がフワフワと柔らかくなり始めた。 　彼の顔を見れば、焦れったそうに少し唇を噛んでいて。 「っ、ぁ、動いて、中……いっぱい、突いて……っ」 「っ！」 　我慢できなくなった彼にそう強請られ、‪細い腰を掴んで腰を揺らす。 　その度に甘い声が聞こえるので、琉生は『優しく』『無理をさせない』と思いながら律動した。 「はぁっ、ぁー……ッ、き、もちいぃっ、んっ、ぐ、うぅっ、ぁ、いく、イク……ッ！」 「っ、はぁ、は……」 「あぁっ、ぁ、い、く……っ！」 　何度目かの絶頂に佑里斗はガクガク震えて、‪‪そんな彼が少し落ち着くまで‪動かずに待った。