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無意識に巣作り
「龍臣さん…なんだろう寂しいよ」
あずさは寂しさにさっきまで龍臣と一緒に寝ていた布団に潜り込み、龍臣の枕を抱きしめた
「枕…龍臣さんの匂いがする…落ち着く。後、3日…長いな」
独りでいるのなんて慣れっこだったはずなのにこの3ヶ月ですっかり甘えん坊に変身した気がする。
今までどうやって1人の時間を過ごしていたんだっけ?
ヒートが近い…明日か、明後日ってところかな?
薬、飲まなきゃ…
でも、体が熱っぽくて…お布団の中が居心地よくて動けない
しばらく、布団にくるまっていると心臓が突然跳ねあがった。
ドクンーっ
「ぁ…あ…これっ」
どうしよう…まずい…来ちゃった
明日か明後日かと思ってたのに早いよ!
ヒートだー
全身を熱い血が巡っていくのを感じる。
巡った血は最終的に股間に集まり、小さな陰茎が張り詰めじわっとナカから愛液がこぼれ出す…
苦しい…龍臣さん、助けて…っ
龍臣さんが欲しくて、欲しくてたまらない…なのに龍臣さんはいない…どうしたら、、
あずさはフラフラと布団から出て愛液を垂らしその愛液を足を伝わせながら歩き、クローゼットから龍臣の着物やスーツ、ワイシャツを引っ張り出し布団の中へと引きずり込み
龍臣の枕を抱えて布団に丸まった
お留守番が始まったばかりだと言うのに…
バタバタバタバターっ
な、何?怖いっ
布団を頭から被りあずさは震えた
「あずささん!あずささん、いっらっしゃいますか!」
龍臣の部下の1人の声だ
「い、いる!」
「その匂い、抑えることはできますか?自分はβですが…そのβの自分ですらその匂いを感じます!
「え…」
外にまで、漏れ出すほど出ているのか?
「お早く!間もなく親父殿が帰ってこられます」
「ありがとう、分かった」
「失礼します」
タタタっ
足音が遠ざかっていった
どうしたら…いいの?
匂いを抑えるなんて……
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