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制裁 2
翌朝、龍臣の電話が鳴り、ビデオ通話にすると画面に縛りあげられて全身血にまみれ、おしりにバイブの刺さった男が現れた
〝若…ご覧の通りです。下級ではあるもののαでしたのでこういう傷めつけかたに〝
「はは。こいつは…もう、女どころかΩも抱けねーな。」
〝ですね。制裁のつもりが途中でご褒美に見えちまって…ぬるすぎましたか?〝
「いや。いい。どうせならビッチングさせてやれ」
〝こいつをΩ化させるんですか?それより若は直接手をくださなくても?〝
「そうしてやりてーのはやまやまだが、おそらくあずさは望まない。おまえらに任せる。で、そいつがΩ化したら後は柊木組にたくせ。柊木はΩ好きだから可愛いがられるはずだ」
〝了解です。おらっ!おねんねの時間は終わりだっ〝
〝ひぃっやめてくださっっ。ぁあー〝
「見る趣味は無いから切るぜ。って聞こえてねーな。マグロなりカニ漁船か地下労働の方がマシだろうな…あいつ。いい気味だ」
龍臣は手下との電話を切ると、そのままあずさの電話に電話をかけ、数回のコールの後繋がり
〝コレ?ふたばちゃん〝
〝うん、コレ〝
〝ビデオになった?〝
〝なったよ、あずさちゃん!かっこいい人映ってるよ〝
〝龍臣さん~っ〝
手を振る2人に龍臣は声を出して笑い
「ははっ!女子会かよ?あずさ」
〝え?どういうこと?〝
「きゃっきゃしてるな?2人とも。その子が昨日言ってた友達か?」
〝うん〝
〝桜木ふたばです。竜胆さんこんにちは〝
「今度はいいダチ、作れたな?あずさ」
〝うん。ふたばちゃんいい子だよ〝
「また屋敷に遊びに連れてきな」
〝赤ちゃんできるまで無理かなぁ。子作りで外泊はするけど…桜木のおうち出ちゃダメって言われてるから〝
〝そうなの?じゃあ面会行くね〝
〝うんっっ〝
「あずさ、16時くらいに着くからふたばといい子にな?」
〝分かった。待ってる!〝
「じゃあな」
龍臣は電話を切ると、パパの顔へと戻り誠哉を呼んだ
「誠哉ーっ、ママんとこに帰るぞ」
「あぅっ。まーっ」
「そ。まーだ」
龍臣は誠哉をかいぐりまわすと、抱き上げ歩き出した
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