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うわー、すごーい(棒読み) by晶

光が見せてくれたフォルダの動画の羅列に一瞬、言葉を無くし、目が据わりそうになったけど。 「へー、これが光の推しのシンヤさーん?♡」 一緒にスマホを覗き込む。 声や口元は笑ってるけど、俺の目は見開いていて笑ってはいない。 「つい買い漁っちゃって」 「へー!推し活じゃーん♡」 ...ゲイビの推し活なんて聞いたことないけど。 光の性的志向を知りたいが為だ。余計なことは言わない。 幾つかの動画を見ることにしたものの...。 『う、わ!お前の口まんこ、気持ちい!』 後頭部を抑え込まれて喉までズコズコ、勃起を出し入れされながら真っ赤な顔でうっとりしてるウケの俳優さん。 『お前のけつまんこにもさ!こんな感じでズボズボしていい?お前もして欲しいんだろ?こんな感じにさ』 喉を犯されながらウケの俳優さん、口元を窄め、恍惚な表情を浮かべつつ上目遣いで頷いてる...。 しかも切なそうに激しいフェラで喘いでる...。 ....無いわー。 同じゲイでも、こんな無理やりな感じや下品な言葉浴びせられながらなんて好きじゃないわー。 こういうのが好きなんだー、光。 「ね、凄いでしょ」 「ホントだね、すごーい♡」(棒読み) とりあえず、光に合わせ、変わらず、声や口元は笑ってはいるが俺の目は据わりつつある。 確かにシンヤは筋肉質ながら爽やかなイケメンだとは思う。けど別に俺はタイプじゃない。 そもそもセックスを売りにする、て自体、アレだけど、単なるヤリチンにしか思えない。 とりあえず、シンヤ、て多分、容赦ないハードなセックスが売りみたいだけど、やたら口まんこ、けつまんこ、まんこ、ケツの穴を連呼するな...。 『うっわ、お前のけつまんこ、ガバガバじゃん!』 ....。 束ねた二本の指を入れ、激しい手マンの最中のセリフ。 万が一、俺がこんなこと言われたら、相手を蹴り上げて、行為、終わらせる、絶対。 ...どこに興奮する作用があんの? もはや俺は珍獣を眺めてる気分。 挿入前、挿入してからもやたらシンヤ、て奴はウケのケツを叩きまくって、尻が真っ赤なんだけど。 が、あん♡、とかウケは喘いでよがってる。 俺も経験なくはない。 光と出会う前、バックで気持ちよくなってたらいきなりケツ叩かれたもんだから、 「叩かないでもらえる!?」 振り向きざまに怒鳴りつけたよね。 なんで叩かれなきゃなんないの!?と興ざめして、しばらくぷんすかしたなあ...。 ...唐突なデジャブ。 は、と画面を凝視してる光を見つめる...。 行為中ではないけど、俺、ヤキモチだとか、照れ隠しだとかで光の腕や背中やらバシバシ叩く癖が直らない。 けど、光、ぜんっぜん怒った試しがない。 優しいだけかと思ってたけど...。 逆なら俺、 「痛いんだけど!」 キッ、と睨み上げるよね...。 ふとスマホから聞こえてきたシンヤの声。 『なあ、このまんこ、何本、こうして突っ込まれて喘いだの!?』 『ちんぽ、大好きだろ、お前のこのけつまんこ!』 シンヤは容赦のない言葉責めをしつつ勃起を挿入した腰を夢中で打ち付けて手のひらではバシバシ、ウケのケツ叩きまくってる。 ウケの子、全然、嫌そうじゃなく、あんあん嬉しそうに喘いでる。 ...初めて光に抱かれるはずが、俺が光を抱いたあの日。 光の慣れたフェラに怒りを覚え、光を見下ろし放った言葉。 「...今までそうやって何本、咥えてきたの?」 その後、唖然とした光を抑え込み、俺、光のアナルを凝視したんだよね...。 初めて、他人のアナルを見たし興味津々でもあったから、思わずまじまじ見入ってしまったら、 「あんま見ないでよ...」 弱々しく光はそう言いながら膝をすり合わせ、恥ずかしそうなのに脚を閉じないし。 ひたすらアナルを眺めて、舌を這わせてやったら悶えまくって、俺が初のタチやったんだよね...。 「...あー、やっばーい♡エッチしたくなっちゃった!」 「あ、やっぱり!?晶も興奮したでしょ?」 ...や、全然。 「光も興奮しちゃったよねー!?ベッド行こっ♡」 「うん!」 光のタチは逐一、気持ちい?とか尋ねてくれ、光も光で、 『晶の中、気持ちいい!』 にこにこしながら、俺好みのセックスしてくれるけど。 光好みのセックスしてあげよーっと♡ とりあえず、光の両足首を持ち上げてアナルを晒して羞恥心を煽ることにします。

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