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エピローグ

カフェで会計を済ませ、並んで駅に向かった。 終電に乗り遅れないように小走りで階段を下りて行く。 外でご飯を食べて、軽くお茶をしてから好きな子の部屋に向かうささやかな週末。 一緒に終電に乗って外を見ている、どこにでもいる二人のありきたりな恋愛。 終電の車内は変に明るく、東横線は静かに走ってゆく。 多分、お互いを運命の相手だなんて思ってない。 多分、それでもいいと思っている。 好きだという感情以外確実なものは何もないから、僕たちはできるだけ幸せな時間を長引かせるために電車を降りるとそっと手を繋いで歩き出した。 ≪終わり≫

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