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第11話
このようにして俺は、断罪したばっかりに、廃嫡されて、紆余曲折を経て帝国の皇妃となったわけだが、性的な事柄以外では、エドワーズは俺にデロデロに甘いから、最近では心も絆されている気がしないでもない。
でも。
「頼む、頼むから、出させてくれ――!! うぁあああ」
快楽には、慣れられるはずがない。
俺の生活は、その後も快楽をたたき込まれる日々で、ある意味地獄だった。
俺は思う。
たとえ魅了魔術があったとしても、きちんと防衛し、婚約者を大切にし、模範たる王太子であるべきだった。こう考えるようになったのだから、エドワーズの教育は、成功したと、言えるのだろう。
―― 終 ――
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