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11 始業式前日と4人集合
朝からバタバタしたけど会長との食事を何とか無事に済ませれて良かった
部屋に戻る途中生徒に出くわす事が多かったけど反応はレストランと同じでヤジか丸聞こえの陰口ばかりだった……
一々気にしないようにしようと部屋まで着いたけど蒼空も戻ってるかな?
ガチャ!
「ただいまー蒼空ー?」
ダイニングにあるソファに座ってた
「お帰り……ごめんな俺……大丈夫だったか?」
申し訳なさそうに言ってるけど蒼空のせいじゃないんだから
「大丈夫、会長今日から忙しくなるみたいだし朝食ご馳走はしてくれたけどそれだけだったからさ、俺も部屋の整理しなきゃなぁ」
「なら詫びに手伝ってやるよ」
「だから蒼空は気にしなくていいんだよ。
俺の問題だし荷物もどうせ少ないからさ………」
箱二つだけ……母さんと2人だけで裕福でもなかったから俺の荷物自体そんなないんだよね。学校用品は父さんが出して既に机に用意されてたし
「本当にお前少ないな?最小記録じゃねぇか?」
「馬鹿にしてない?まぁ事実だけどさ」
部屋に運んであったから部屋に入りベットのセットをした。
シーツを蒼空も一緒にしてくれて勝手に1番に寝転がりやがった……
俺が他の衣類や物を整理してると
「うーーん新しいのは良いよなぁこれで片方のベットでエッチしても綺麗な方で寝れば一石二鳥じゃん?」
「エロい考えばっかだね、俺はきれい好きなの」
「なぁなぁこの写真は翔馬のお姉さんか?綺麗な人だな?」
机に置いた母さんとのツーショット写真の事だ……
「母さんだよまだ35歳で若いってよく周りからも言われてたから無理ないね」
「えーーお母さんなんだ?確かに並べば似てる気もするけどきれいなお母さんにこの翔馬ねぇ……」
ちょいちょい失礼だな……
「ハイハイ.どうせブサイク野郎ですよ、食堂や廊下でも散々言われたし」
「アイツらは気にしなくていいんだからな?俺という優しくてスタイル良くて綺麗で可愛くて勉強もエッチも頑張るこの蒼空ちゃんが親友になったんだから」
ちょっとナルシスト入ってますねこの人は……
までも有難いよ。嫌な奴と同部屋にならなかっただけ幸運だけどクラスとかどうなってるんだろう?
「そう言えば何クラスあるの2年生は?」
「4クラスだよ俺は1組で3年間クラスは同じで高校で一度だけクラス替えするけどあんまり変わらない形だけのクラス替えだな。翔馬も1組に入るといいなぁ、ちなみに彰と蓮バカップルも一緒なんだぜ?これなら安心だろ?」
今のとこ友達になれそうな3人は1組でつまり2組以降のなったら地獄かもしれない……4分の1厳しいなぁ
「1組になればの話だね」
「確率高いぜ?1組って噂だしコウちゃんも言ってたんだよねウチの可能性が高いってさ」
「コウちゃんって?」
「ああウチの担任で去年来た新米教師だよ。だからほぼ決まりだと思うぜ。ところでお前さぁなんで編入したか教えてよ」
そっか彰達には話したけど蒼空にはまだなんだ?
「えっと実は彰達には話した内緒にしてほしい話なんだけど……」
蒼空を信じてまた俺は祖父が理事長な事と父親が校長で今までのいきさつを全て話した。
「えーー翔馬のじいちゃんだったの理事長って?でお父さんである校長に編入させてもらったんだ?思いっきり不正入学したな?
公立の5教科平均成績2って?お前どうすんだよ授業付いてけるのか?」
絶対無理だよ……言われなくたって
「俺だって来たくて来たんじゃないよ!
前の学校は小学校からの男女関係なく仲良くていじめもなくいい学校生活だったのに……」
「別に攻めてねぇよばーか、心配なだけだよ。
お母さん亡くなったのはそれは辛いよな……まぁ俺は味方だし心配すんな?勉強も教えてやるしさ」
「ありがと」
そんな話をしてる内に部屋の整理も何とか終えてお昼になる頃だった
またレストラン行くのもさっきの事を考えたらなんか行きづらいなぁ。
会長もまた来るかもしれないし
ピロン
LINEだった
《愛する翔ちゃんへ、ごめんね生徒会は明日からに備えて忙しいからしばらく会えないし作ってあげれないけど寂しがらないでね?夜いい物見せてあげるからね?大好きだよ♡》
《お心遣いありがとうございます》
会長からラブメールみたいのが届いたけど普通の返信だけした
蒼空もニコニコして安心してた
「ならさPマートで買い物行こうぜ?すぐそこだしこれからは部屋で作ってやるよ」
「蒼空本当に料理できるの?」
「あっ疑ってるな?食べてみれば分かるぜ?」
直ぐ隣に聞いていたミニスーパーがあり入った。
普通のスーパーで生徒もちらほら見かける、というかゲートから車が何台も入ってきてたけど帰ってきた在校生達かな?
食材や必要な物を買って荷物持ちにされた……
「当たり前だろ?お前の方が大きいんだからさ」
出口に向かう途中一つの下行きの階段があった
「ねぇ蒼空あの下の階は何があるの?」
蒼空はニヤリとして
「ここはなぁアダルトグッズ売り場なんだよ、ゴムからローションからエッチなもんいっぱいあるし生徒も教師も皆利用してんだぜ?寄ってみるか?」
いやいや……絶対合法ではないよな?
「くだらない……」
俺は先に歩き始めて蒼空もつまんない奴とか言いながら付いてきた
それから部屋に着いて蒼空は早速作り始めた
「久しぶりで緊張するなぁ、食べさせる奴なんていなかったし嬉しい。翔馬はよく食べる方か?」
「まぁ割と食べるよ、あのぉ何か手伝う?」
「いいよ、邪魔になりそうだから」
ムカッ!一言多いんだよな蒼空は
しばらくソファでスマホ見て友達やじいちゃん達に返事もしていった
「出来たぜ、最初は親子丼にサラダぐらいがいいだろ?」
席に着くと中々美味しそう
「いただきます、うん……すげぇ美味しいよ蒼空」
「当たり前だろ料理だって勉強してんだから朝飯前よ」
食事後
「ねぇ蒼空…その小学校からいたんだよね?この学園どう思う?」
蒼空は不思議そうな顔で
「急にどうしたんだ?生徒会の事で不信感が強くなったのか?」
「いやっおじいちゃんや父さんもなんか変というか、いやっ!そもそも学園事態1日見ただけでも明らかに普通じゃないしアダルトショップ?そんな違法な物まで学園内で販売してるんておかしいよ、蒼空だって1流の生徒なら何となく分からない?」
「もうやめて!翔馬……そういう事俺以外には言うなよ?この学園は閉鎖された特別ではあるけど……特殊というのが正しいかもな。お前にもいつか分かる。とにかく今は二つ守れよ?
生徒会に不用意に関わらない事、学園に逆らう事はしない事。理事長の孫が翔馬じゃなかったら俺恐れてたよ……」
「どういう意味?おじいちゃんは会う機会少なかったけどいつも優しいよ?学園では確かにおかしい点はあったけど?理事長は怖いイメージなの?」
「ああ、翔馬は孫だから優しいだけさ……とにかく生徒会や親衛隊、生徒の大半は学園に不満すら持ってねぇんだ。だから大人しくしとけって事分かったな?」
孫なら尚更調べて知るべきだと俺は思うけど今は確かに大人しく様子を見て一先ず学校生活に慣れるのが先だ。
「分かったよ」
こうして俺は5日の始業式までは蒼空に色々教えてもらって案内してくれたり勉強の度合いも見てくれて生徒会の奴らもあれ以来会わずに済んだ。
まぁ会長の寂しいだ会いたいだのLINEは頻繁だったけど……
翌日の1年生入寮式で忙しかったんだろう寮がその日から賑やかになり、外に出れば生徒に必ず出くわすほどだ。
今年の1年生も4クラスらしい。
だけど1年生にもアイツ誰?とかブスももう慣れたけど全く同じ反応ばかりだった。
後から聞いた話では1年生には編入した俺の事は入学式で知らされた
そしてあっという間に始業式前日夜 4月4日
この日の夜は彰と蓮ちゃんを部屋に呼んで4人で話してた
「で翔馬のお陰でセフレ生活をやめたと?お前が信じがたいな」
「いやっ多分やめてないよ……」
「あれっ翔馬君何か知ってるの?まっヤリマンちゃんだしそうだよねー」
「うるせーバカップルの泣き虫が、それになんだよ翔馬まで」
「この前の奴と昨日してたじゃん」
「あっあれは……アイツが襲ってくるからで…そもそもお前が相手してくれないのが悪いんだろ?毎日一緒に寝て誘ってやってるのに我慢してる身にもなれよな」
「だってまだそういうの早いし……恋人とした方がいいのかなとか」
「「「ヘタレだ………」」」
グっ!またヘタレ……皆酷くね?
「その理論なら俺と恋人になれば問題解決だろ?」
「ダメよ、翔馬君は純粋なんだからヤリマンと童貞卒業なんかそりゃ嫌だよね?僕のお尻なら綺麗で新品同様だよ?」
抱きついてくるけど随分無用心だよね蓮ちゃんは……彰もなんで言わないんだろ?
「れ・蓮ちゃんまで…彰に怒られるよ?」
と思ったけどなんかニヤニヤしてるよこの男……
「良いんじゃねぇか?3P4Pでも良いぜ?お前とは気が合いそうだし、他の男なら許せねぇが翔馬なら蓮として許してやれそうだぜ?」
どんな神経してんのよ?本当にバカップルかも……
「か・考えてとくねアハハ……」
「そう言えば話戻るけど1組に来るんだよな?」
「噂にはなってたし先生も可能性高いって面倒臭そうに言ってたけど」
「翔馬は何か言われてねぇのか校長に?」
「いやっ父さんもLINEはたまに来るけどクラスは明日職員室に先に来いとだけ言われたから何とも」
「せっかく、まぁウチにも当然いるけど他のクラス特に4組は僕ら的にはあんまり好きじゃないメンツなの……親衛隊所属や上級の人間だと威張る子からグレてる子も多くいるし。僕ら3人ともいる1組来てほしいな、クラスも優しめな方だよ」
「まぁ愛想のいい連中ではないし、3か4組じゃあ俺らと接点が昼休みか寮しかなくなるから皆で祈ろうぜ」
用は組以外今の知り合いは誰もいなくて4組は最悪って情報
部屋から出れば相変わらず陰口ばかりだったし、睨まれてばかりだった事思うと胃が痛い
四の五の言ってても仕方ないし一先ず明日だ
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