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13.地獄の学園生活の始まりと初の職員室
ウッうーん
遂に朝が来てしまった。
「おはよう翔馬ー」
蒼空は今日は既に起きてて朝の準備してくれてた
俺も制服を着て赤のネクタイに金バッチ装着と……でいいのかな?
「いよいよだな?」
「…………」
俺は無言でトースト食べてた
「大丈夫俺がいるからさ」
「うん………」
クラスもだけど授業に学園の変なシステム色々不安がありすぎるよ
朝食もササッと済ませリュックを背負って蒼空と出ようとしたら
ガチャン!バタバタ・バッ!
突然誰か飛び込んできて抱きついてきた
「やっと会えた翔馬…僕の翔馬、寂しい思いさせてごめんね翔ちゃん生徒会の仕事がウザいくらい多くてね、今日は一緒に職員室案内任されたから行こ?あっ君はもう行っていいよ?」
別に寂しがってないんですけど……
「は・はいじゃあ翔馬、後でな」
「うんじゃあね……」
こうして会長と一緒に歩いているけど登校中だから生徒達に見せつけ状態で鋭い視線が多数来てるけど会長は呑気に腕まで組んでくる。
離してもそのままでも地獄………トホホ
校舎に入り1階が職員になってる
コンコン
「失礼いたします青山です」
そう言って一緒に入らされたけど中はまるで会社のオフィスみたい。
教師全員の視線が集中していた。なんか先生達も嫌な感じだなぁ
「ありがとう青山君、さぁ高坂はこっちだ」
父さんが駆け寄ってきた
「はい、翔馬またね」
会長は笑顔でそう言って会長は出て行った。
そしておじいちゃんも来て全員揃ったみたいだ
「では皆さん改めて今日から入学となる高坂翔馬君です。彼は公立からですので学力の遅れはありますが中等の先生方も対応の方よろしくお願いします。では高坂君も挨拶なさい」
「こ・高坂翔馬です、よろしくお願いします」
シーーーン
全員無反応……無関心や歓迎ムードすら感じない…
今度は父さんが
「では君は4組と決まったこちらが担任で国語の成海誠也先生だ、成海先生よろしくお願いします」
「分かりました…」
よりによって4組かぁ……しかもこの先生もなんか見た目はそこそこカッコいいけど不機嫌そうで睨んでるようにしか見えないし……面倒くさそうに返事までしてるし……父さんなんで1組にしてくれなかったんだよーー
会議が終わったようで
「では今日も一日よろしくお願いします」
先生達はどんどん出ていき
俺が固まってると
「さっさと行くぞ!早くしろ」
言い方が高圧的……
「は・はい……」
父さんを一度見てから俺も成海先生?に付いていった
2年生は3階でクラス標識は同じなんだ
教室は他のが見えたけどやっぱり真野学校より遥かに綺麗でハイテクだ
噂の4組の教室に入る事になった
ガラガラ
「なるおはよう」「先生今日もイケメンだね」「ウィース」
けど俺が入った瞬間
「「「「「えーーーーーーーー」」」」」
「例の不正入学生?」「ウチのクラスだったのー最悪」
「同じクラスちょ-嫌なんだけど先生代えれないの?」
「ってかここの生徒って俺ら認めてねぇし」
「せめて見た目良ければ歓迎したのに整形してから出直せー」
等聞こえきれない程ヤジが飛んでくる
「まぁまぁ静かに」
事態を収めてくれたと思ったらコイツは衝撃な事言った
「お前らの気持ちはよく分かるし嫌なのは先生も全く同じ気持ちだ。
一応名前は高坂翔馬、オイっあの奥の席座れ、じゃあ朝の会始めるぞ」
窓側の隅の席らしく大人しく座ったけどあのセンコーなんなの?
俺以外にはいい先生って感じなのにあんな態度取るの俺だけ?
周りからはいい加減慣れた陰口と鋭い視線のセットです……
挙句は横の席は金髪不良………?でも服装はだらしないしずっとスマホいじって見向きもしないけど小学生みたいな可愛さだけど見た目に騙されて失敗してるだろ俺……油断するな
クラス的には何人かヤンキーぽい子はいるけど残りは至って普通の学生に見えるけどこの学園は顔面偏差値もヤバい……
イケメンか可愛い系かとにかく皆綺麗で髪型もそれぞれでおしゃれだ………
そう言えば美容室もあるって言ってたけどそういう事かぁ
とまぁ会が終わり成海先生はあれから俺の事は一切触れず説明も何にもしてくれないまま出ていってしまい、さてここからが大変だった。
「オイッ不正ブス野郎お前どうやって入学してきたんだ?
親のコネか賄賂でも渡したのか?」
恒例のクラスの奴らが絡んできたけど皆当然歓迎してるわけない……
既に喧嘩腰か無関心か中傷してくる奴らしかいない
「それは……」確かにコネだけどなんて言えばいいんだろう
「言えねぇのはやっぱやましい事がるからだろ?」
「それにどこの学校からの編入してきたんだ?
頭良さそうに見えねぇけど学力どれくらいあるか見せてみろよ。
これ去年の期末問題だ。ここに来たなら当然全部解けるだろ?
1年生の問題なんだからなぁ」
用紙見せられたけど全くチンプンカンプンでこんなの去年やってないし高校生以上の問題の間違いかってくらい進んでるんだ……
「おいまさか分かんねぇなんて言うんじゃねぇだろうな?」
俺が黙ってると
「やっぱ裏口確定だったぜコイツ…俺達はなぁ実力を持って入ってきてんだ。親の金だけじゃねぇんだよ」
「そう言えばコイツ来てからずっと会長に付きまとってるらしいよ、さっきも腕掴んで一緒に歩いてたー。
会長にの道具にされただけでいい気になるなよ?
それにこの学園でお前なんか相手にしてくれる生徒なんかいないよ」
周りからコイツ終わったみたいな発言も多かった。
でもこのクラスは生徒会崇拝者ばかりみたいだ
「田口聞いたか?やっちゃえよーコイツはなぁ会長様の親衛隊メンバーでボクシング強えんだぜ?残念だったなすねかじり君」
身長高めで筋肉質な奴がすごい形相で近づいてきた
「てめぇホントか?俺らの会長様に気安く触れたのか?」
「いやっあれは事故というか会長からというか……ブ八ッ!」
バシーン!
目の前で思いっきり顔面殴られて衝撃で隣に子にぶつかってしまった
「痛っ……いきなり何すんだよ!」
立ち上がったらもう何人かに囲まれてた。皆体育会系っぽい……
「お前来る学園間違えたな?今日中にお優しいパパママにでも頼んで帰るんだな、明日見かけたら本気で一生病院生活にしてやるぞ?」
母さん………
「オイっ……筋肉野郎」
「アッ?」
「今なんつった?上級国民か親が偉いのか知らねぇけどなぁお前らこそ凡人舐めんなよ!必死で稼いで税金払ってるからテメェ等は良い生活できてんだ。甘ちゃんはお前らみたいな奴らの事を言うんだよ!
お前らに歓迎なんかされずとも願い下げだ!
それより見た目で判断した愚かさ教えてやるよ?どこかのお坊ちゃま」
「テメェ黙って聞いてりゃ何だとオラッ!上等じゃねぇかーー」
一斉にかかってきて拳がまた来たけどコイツら頭いいみたいに言ってる割には馬鹿ばっかで隙だらけなんだよ。喧嘩は嫌いだよ?
でも殴られたのは俺だよね?
実は正当防衛は大好きな言葉へへッ
俺が構えようとしたら
バーン!
ん?隣から聞こえた。金髪君が机叩いたらしい
「うっせんだよコラ!やんなら俺が代わりに相手になってやるぞ?」
「ご・ごめんよ瑠唯ちゃん静かにするから怒らないで?」
急に筋肉野郎がキモイくらい弱腰になった……
声高くてやっぱ小学生みたいだけどいきがってた奴ら全員大人しくなり、大人しく席に戻っていった。何この子そんなに喧嘩強いのかな?
なんだかよく分かんねぇけどそれから皆俺をからかう奴はいなくなった。
と言うより相手にせずシカトしだしただけだろうけどその方がありがたい。
しかし何だろうこう見えてクラスのリーダー的な存在なのかな?
怖がって見てる子もいたし何かありそうだな
隣見るとスマホ相変わらずいじってたけど
「あ・あのありがとう助けてくれ……ウウッ」
そしたら鋭い視線向けてきてバシーン!腹に今度は一発入った
「気安く話しかけんな!このブスが!」
またまたブス………
やっぱ蒼空達の言うようにこのクラスまともな奴いないよ……
「ご・ごめん」
「けど鼻血くらい拭け汚ねぇんだよブス……」
あっよく見ると出てた、気付かなかった……
ティッシュもくれた、この子優しいのかそうじゃないのかよく分からないな。でもこの顔誰かに似てるような気がするけど気のせいかな?
結局その後体育館で始業式みたいで流れで付いていった
体育館もやっぱりそれなりに大きいし生徒数もそれなりにいる。
他のクラスや学年の生徒の反応は説明するまでなくブスとか不正入学生とかばかりだった。もう気にするのやめよう……
集まって立ってると教員達も揃っておじいちゃんの理事長と校長の話から始まり後はお決まりの流れで最後は生徒会長が話して終わったけど後ろには生徒会全員いるらしくあの副会長や他のメンバーも独特の雰囲気がある。
生徒会が出てきたらまたまたアイドルこさーと並みの騒ぎだった。
一体何がいいのか理解しがたい今日この頃です。
「では皆さん今日からまた1年頑張りましょう」
こうして見てると真面目に見えるけど
最後ステージから降りた時会長と一瞬目があって驚いた顔した後キスの仕草された気もするけど俺の周囲も自分にされたと言って舞い上がってたから俺とは限らない……あと何を驚いてたんだろう?
鼻血用に詰めてるティッシュかな?
始業式もあっという間に終わって教室に戻されたけどこれから1年やってける自信がない……
成海先生が入ってきて
「じゃあこれから一年の流れを簡単に説明して今日は解散で明日は1年が入学式で正式に入るから君らも先輩としてアドバイスしてあげるようにな」
ホームルールが終わりかけの頃
「先生この裏口野郎学力もないし生徒会の方々と揉め事まで起こしてますしどうやって入ったんですか?」
「裏口とか許していいのー?」
「コイツの親何なの?」
そしたらどいつもこいつもイライラする
俺だって帰れるなら帰りたいよ……
いっそ理事長の孫だと公表しちゃうか?
でも逆にどっちに転ぶか怖いな
「うーんこの生徒の事はお前達は相手にしなくていい。
空気と思ってお前たちはいつも通り学園生活をしていきなさい、じゃあ今日はここまでで明日から入学式後は授業だ」
成海って先生も中々最低教師だな!
確かにコネ生徒は事実だけど先生がそこまで言う?……
あっという間に今日は終わり皆俺を見てはクスクス笑いながら出て行った
俺は全員出ていくの待ってから出ようと座って待ってたら
前から歩いてきた奴のカバンが顔面に当たった
「あれっなんか当たった気がするけど気のせいだよね?そこに人なんかいないんだしねぇー」
一緒に居たそいつの友人達もヘラヘラ笑って出て行った
クソッ!やっぱり無理。クラスや担任までクズだなんて1年も耐えれない……
やっぱり帰りたい……父さんに頼もう
もうほぼ生徒はいなくて隣の金髪君るいちゃんとか言われてたけど下の名前かな?
ももういなかったけど
それより俺は校長室に行こうと思ってリュック背負って教室を出た……
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