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14 生徒会室へようこそ

教室から出たら 「翔馬ー」 蒼空?が飛び付いてきた 「ウワッ!びっくりした蒼空かぁ」 ちょうど彰達と来てたらしい 「何だよ俺じゃ悪いか? それよりお前なんで4組なんだよウチの組の筈だろ?」 「んな事知らないよ!でも俺とてもじゃないけど耐えれないよあんなクラス干されるだけならまだしもいじめの度がひどくなりそうだし……」 今度は彰が前に来て 「もうトラブったのか?教室ではどうだった?」 「大体想像はつくけどね」 俺は今までの流れを話した…… 「成海先生ってそんなだったっけ?いつも優しいよ?ちょっと変態だけどねw」 「確かにクラスには優しいけど俺には空気だと思えって間違いなく言い放ったよ俺がいる前で!信じなくてもいいけど俺だって誰も信用出来ないよ。担任まであんな奴じゃやっていける気もしない、だから俺やっぱり父さんに頼んでじいちゃん家に帰る」 「「「はっ?」」」 「ふざけんなー俺が許さないからな!俺は反対だかんな?だったらクラス替えてくれって頼めば良いだろ?」 「僕もだよ翔馬君ともうお別れは寂しいしエッチもまだなんだから!」 そこは関係ないじゃん! 「まぁ落ち着けよ、翔馬の話聞く限りじゃ確かに2年あのクラスでやれはコイツにはしんどいかもしれねぇし出てくかはお前が決める事だ」 「ちょっと彰!」 「その代わり!この学園では経歴がつくんだ。中学生でも退学になって公立入り直したら高校進学にかなり不利になっちまうぞ?ましてはウチじゃ尚更な……」 「それでもこんなクソみたいに酷い学園に高校までいるよりマシだよ、もうほっとけよ!」 俺は苛立ちが抑えられず走り出した 「おいッ翔馬ー!」 「待てよ、どのみち部屋には来るんだ。お前の部屋で待ってようぜ?それにあの理事長が許すとは思えねぇしな……」 表を見て何とか校長室まで辿り着いた コンコン………………無反応 コンコン……………… 「父さんいないのー?」 「どうしたんだ翔馬?」 ワッ!後ろにいたのはおじいちゃんだった 「びっくりした、おじいちゃん父さんは?」 「今は職員室で仕事中だが何か用事があったのかな?」 理事長のおじいちゃんの方が聞いてくれるかな? 「いやっあのさ俺やっぱりこの学校でやっていけないんじゃないかなと思って……先生も印象悪いし、クラスからも完全に邪魔扱いされて……これで1,2年やっく自信ないよ……だから前の学校に戻りたい」 おじいちゃんは優しいけど何て言うか妙な悪寒を感じる事があって顔は笑顔だけど作り笑いと言うべきかな? 「そうか……なら私の孫だとはっきり言ってやりなさい、そうすればお前に悪さする生徒はほぼ居なくなるぞ?」 どういう事?蒼空が言ってた理事長の孫だと知ったら怖がるってやつ?脅迫じゃん…… それか手の平返しでペコペコして寄ってくるか そう言うのも嫌だなぁ……… 「それに翔馬お前は強い子だろ?いじめに屈する子じゃないだろ?私の孫ならな?まだ初日だ。だからまず1ヶ月は頑張ってみなさい。 その時にまだどうしても帰りたいと言うならおじいちゃんが何とかしよう、約束だいいな?」 1ヶ月……でも確かに今逃げたらそれこそ負け犬呼ばわりだ。 確かに転校で緊張してばかりだったけど俺は喧嘩やいじめに屈しないそう言う人間だった…… ブスで馬鹿だからって舐めるなよ? 望む所よ 「ありがとう、とりあえず頑張ってみるよ」 「ハハッ流石だ翔馬。相談があればおじいちゃんにいつでも言いなさい。ではまたな」 そう言っておじいちゃんは歩いて奥の部屋に行った 俺も寮に戻ろうと下に降りようとしたら バタッ! 誰かとぶつかり相手は倒れた 「痛っ!あっすいませ……」バシーン! そしてまたまた殴られた、本日3回目…… 「この俺にぶつかって平謝りか? 頭つけて土下座しろ…ブス」またブス💢 何このメガネ野郎……あっ!この人 「何々?なんかあったー?あっ君確か会長が自慢してた新しい奴隷くん?なんだ顔ちっともカッコ良くないじゃん本当にるぅたんのお気に入り?」 今度はぬいぐるみ?を持って歩いてるけどこの子も……そうだこの2人会長の後ろにいた生徒会役員だ……またなんで俺は 「早く土下座しろよ」バタッ 痛っ!足を引っ掛けられて倒された 逆らったらまた怖そう 「も・申し訳……ございませんでしたウッ!」 頭つけてるのに上から足で踏まれてる 痛い 「きゃはは面白いー僕もやりたーい」 「痛いです、もう許して…下さい」 「いいと言うまで土下座してろオラッ!」 2人で俺を靴のまま踏みつけてくる ぶっ飛ばしたくなってきた……けどその後が怖いしそもそも度胸ないし…… そんな時…… 「僕の翔馬に何してんの2人とも?」 顔上げたら……会長が目の前にいて凄い形相で2人をみて、当の2人も流石にシラケたように大人しくなった 「コイツがぶつかってきて倒されたんだよ、編入生だろ?だから生徒会の怖さを教えてやったんだよ」 いやっもう十分怖い思いしました…… 「この子謝りもしなかったんだよーるぅたん」 いや謝ってる途中で殴ってきたんだろうが! 会長は俺を抱き締めて 「翔馬はそんな子じゃないし、可哀想に僕の翔馬怖かったね? 僕がいるからもう大丈夫だよ、この2人には僕から後できつく!言っておくからね?」チュッ ウワッ!またキス 2人はエッ?みたいな顔してたけど大丈夫かな? 「ところで翔ちゃんはなんでここに? 校長室や理事長室の階で何か用事だったのかい?」 「あっもう済みましたんで帰ります」 ガシッ 俺が立ち去ろうとしたら制服捕まれて 「あのさ良かったら生徒会室来て?一応全員に紹介しておきたいからさ、勿論来るよね?来たいよね?ね?ね?ね?」 段々圧が強くなってるし…… でも副会長に会いたくないなぁ…… 「は・はい行きます」 「じゃあ行こう、すぐ下だから大丈夫だよ」 後の2人も腕組んで歩いてた。 1人は高等部でメガネインテリみたいな感じだけどやっぱ怖かった。 あの凄く可愛い子は中等部で何年生だろ?見た目の割に野蛮だったけど 結果……最初の印象は超悪い……生徒会は全員信用出来ないのははっきりした 下に降りて直ぐドアがあって中は綺麗でそこそこ広いかな 「さぁ入って、ここにはベッドやお風呂も付いてて泊まり込んで作業も出来るようになってるんだ」 確かに仮眠室みたいな部屋から浴室やキッチンに冷蔵庫揃ってる。 やっぱ漫画みたいな展開だった 「お・お邪魔しまーす……」 会議用のテーブルの椅子に一人座ってた。この人も生徒会で高等部のネクタイしてる。 「かいちょーそれ誰?あっもしかして編入してきた馬鹿でブスな高坂翔馬ってやつだっけ?こんなブス初めて見たよー俺ちゃん感激ーいやでもいじりがいありそうだしそれに…………」 それ扱い………勝手にはしゃいで悪口付きで自問自答してる でも見た目は身長は俺より低いし可愛い?カッコいい?どっちにも該当する。たださっきからうるさいくらい他の役員に絡んだり独り言までベラベラ喋ってる。金と銀両方付けてる。 けど生徒会の人にしては裏を感じないと言うか嫌な感じはしない。 と思ったけど 「優は高峰優希高2会計のリバでーす。ねぇねぇ翔馬ちゃんどこから来たの?なんでウチに入ったの?親何してんの?学園はどう?優は可愛い?それともカッコいい?金なら攻めかうーん、翔ちゃんは優の事抱きたい?」 質問多すぎて訳が分からないくらいよくしゃべるしめっちゃ近くに座って顔を体にすりすりしてくる…… 俺が話し出す前に 「優希さっさと離れろ!僕の翔馬だ。翔ちゃん呼びも僕以外禁止!エッチもしない純粋な子だから!」 会長は大声で言い放ったけどこの高峰って先輩も動じてない 「ふーんかいちょー今は翔馬ちゃんにゾッコン中なんだ?でもすぐポイッでしょ?それに過度に関わったらこの子危なくなるんじゃない?親衛隊もいずれ動くよ?あと玲央は?」 副会長に親衛隊……さっきの奴見てたら野蛮な奴ばかり会長は好かれてるんだな 「翔ちゃんは今までのクズ男達とは違う…玲央ともね…奴らには僕が言って聞かせるし常に目を光らせるから心配ない」 ガラガラ 「ほぉーそいつはどういう意味だ瑠加?」 うわーー遂に来た…… 「んでなんでコイツがここに居んだ?」 この鋭い目やっぱりこの人が一番怖い……… 「僕が招待したのさ、どのみち生徒には紹介しなきゃいけないでしょ? 彼は編入生なんだからここでするしかないんだし、まだ文句ある?」 副会長は舌打ちして席について他のメンバーも席について会議かな? が始まった。 これが闇が深いと噂の生徒会メンバー全員で初の揃った顔合わせになった

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