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39.学園生活の再スタート1/連休開け
ピピピビ……と目覚ましが鳴り響いた
同時に蒼空も起きてアラームを止め、カーテンを開け、快晴で気温も丁度良い
アラームは7時30分
校舎は直ぐそばだし、全然間に合う時間だ
「おはよー翔馬」「おはよー」
すぐに洗面や制服に着替え始めた
蒼空は朝食の支度もしてくれてる
味噌汁のいい匂いを感じながら
「今日からまた1週間始まるね……」
大丈夫大丈夫と自分に言い聞かせてきたけど、やっぱり憂鬱になる
「本当に大丈夫?
最悪2人でサボっちゃってもいいんじゃない?」
蒼空は冗談交じりっぽくは言ってるけど……
「サボるかぁ」
「えっ?ごめん聞こえなかった何?」
うっかり口に出しちゃったけど小声だったのと
蒼空は調理中でそれらの音で聞こえなかったみたいで助かった
「ううん……何でもない、ご飯まだ?」
「もうすぐだからミルク入れといてー」
「うん」
良かった……サボるなんて言ったらまた心配かけるし、蒼空なら本当に一緒にサボらせてしまいそうな気もする
朝はウインナーに目玉焼きにサラダ、米に味噌汁と典型だけど会長もだけど蒼空の料理も中々美味しいし、上手すぎるくらい
「今日も美味しかったよ!ご馳走さま」
「ヘヘッありがとな」
朝食後8時は過ぎて校舎へ行く支度もして部屋を出る時
蒼空がはいっと笑顔で弁当箱を渡してきた
「昼用ね?今日は昼休み一緒に食べようね?」
「うん、ありがとう」
弁当箱をリュックにしまって2人で校舎に向かった
途中立ち止まってスマホ見たけど、青山兄弟は相変わらず未読のままだった
瑠唯人は今日来るのかな?
「翔馬どうしたの?
急がないと間に合わなくなるぞー」
蒼空が俺のスマホ睨みながら言ってきた
「ごめんごめん行こ?」
再び歩き出した
蒼空は瑠唯人とやり取りしてると思ってるんだろうけど、間違ってはいないね……
この前のおじ……理事長からの頼まれた事
今週土曜に理事長室に呼ぶと言ってた
害はないとも言ってはいたけど緊張する
雌論学園生活……
とにかく今日からが本番だけど何とか頑張っていこう
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