54 / 54

54.絶望的な新たな一日

翌朝 あれからベッドに入ったけど一睡も出来なかった 昨夜の蒼空の態度にショックだったし、1人で寝たのも久しぶりでより冷たさを感じた 部屋から出たら蒼空がキッチンで料理をほぼ終えていた 「おはよ……」 声掛けづらかったけど反応見てみたかったから挨拶してみたけどシカトされ、作った朝食をテーブルに並べてたけどいつもと違うのは明らかに1人分で俺のはなかった事だった 確かに昨日言われたけど… 見てたら目が合った 「何?食べたきゃ自分で勝手に作れば? あっごめーん料理出来ないダメ男だもんねー アハハッ」 夢でも見てるのかと思うくらい別人みたいになってしまった……  無邪気だったイメージも今では軽蔑されてるような表情と昨日と同じ嫌な目付きしてる…… 俺はスルーして洗面をサクッと済ませてから制服を着替えた後蒼空と会わないよう逃げるように急いで部屋から出た 食欲なんかなかったし、教室向かう事にした これから毎日気まずいな…… 足取りも重くフラフラしながら学校の入口入ったら、後ろから声を掛けられた 「翔馬くーんおはよ」「よっ翔馬」 振り返ると彰と蓮ちゃんだった 「おはよ……」 「なんか元気ないよどうしたの?」 心配そうに顔を覗き込む蓮ちゃんに、 いつもなら近いよとツッコミところだけど 何にも言葉が出ないまま避けて歩き続けた 「そういや蒼空とはちゃんと話せたのか?」 蒼空…… その名前を聞いて足が止まった 話すべきか一瞬考えたけど この2人も俺の友達と呼べるのか? 「別に、じゃあまた」 「別にって…なぁ何かあったのか?」 「僕ら親友なんだから何でも話してね?」 親友?何でも話せ? また俺の粗探し? 「どうせ君等もでしょ?」 「「えっ?」」 2人は驚いたように見てるけど、 今はどうでもいい 俺は人を信じ過ぎたんだ この学園は異常者ばかりなの忘れてた 悲しい想いするくらいなら孤独を選ぶよ 「ここに俺に友達なんか居ないし、要らないよ!」 それだけ言って教室に向かって走り出した 「おいっ翔馬!」「待って翔馬くん!」 2人の呼びかけに無視して教室まで着いた 教室の雰囲気は相変わらずだが、 髪型が変わった事以外特に言われず俺はイヤホンつけてスマホでゲームして過ごしてた しばらくすると横から 「オッス翔馬、昨日は悪かったな?」 瑠唯人も今日から来たんだ… 瑠唯人はいつもの可愛らしい笑顔で声掛けてきた 「うん……」 「今日はずっと側に居てやるからな!」 「……そう………」 俺はイヤホンつけたまま素っ気なく返事だけしてまたゲームを始めようとしたらスマホを取られた 「何するんだよ!」 スマホに手を伸ばしたら瑠唯人の手で弾かれた 「うるせぇ!なんかイラつく やっと戻ったこの俺に目も合わせねぇし、 しかもさっきからなんだよその態度は!」 瑠唯人だって普段スマホばかり見てる癖に… キレてるけど膨れて顔赤くして可愛い…… じゃない!騙されるな俺! 「ほら目見たよ?だからスマホ返せよ!」 「やだ! 今のお前冷たいし、何キレてんだよ? 昨日の事なら悪かった、もう怒るなよ…」 怒ってるけど今にも泣きそうなくらい目で悲しそうな顔…… けど瑠唯人も演技じゃないかと疑ってしまう 「俺と居ても瑠唯人だってつまらないでしょ? 俺に構わず他の人と遊んだら?」 「はぁ?何言ってんだテメェ! 俺は翔馬と居たいんだよ なぁ今日のお前変だぞ…どうしたんだ? 兄貴に何か言われたのか?」 「・・・・・」 俺は何も言えなかった 確かに瑠唯人に色々聞きたい事あったけど、 今はそんな気分にならないし、 自分でも分からないから 悲しいのか怒りなのか呆れなのか とにかく今は誰も信用出来ないくらい嘘に聞こえて気分が悪くなる 蒼空はもちろん、 彰や蓮ペア 瑠唯人も会長も… 父さん達も… ガラガラ 「おはよー」 先生が入ってきて瑠唯人は舌打ちしながら投げつけるようにスマホを返してきた 「後でじっくり聞いてやるから逃げんなよ? 俺も話あるし……」 それだけ言って前を向いてしまった 瑠唯人が昨日言いかけた話かな? 今となってはどうでも良いけどとりあえず適当に頷いといた それから昼までは一切会話はしなかった 今日は時間も長く感じた

ともだちにシェアしよう!