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第38話 土属性の魔物討伐の初日~6日 ※
昨日、勇者全員と挨拶が終わり、今日から土属性の魔物討伐に行くことになった。
見送る式典の時に、祝福の儀式のディッセン・アルーバの罰が下され、勇者全員が嬉しそうに納得してた。
その罰、俺には何もメリットがなくて全然面白くなかったけどな。
行きは転送魔道士が5人がかりで魔物が生息するエリア1に一瞬で送ってくれた。
ここの弱い魔物から退治して力をつけて、最終的には一番強い魔物(ラスボス)を倒し、帰りはどこに立っているかわからないので『魔法の呪文が詰まった巻物 』で帰還するらしい。
今回の討伐参加者は ラリー・トゥー・フェイブ第2皇子、大魔道士エイプ・フリーレル、シューライ・ショーカ、マーチ、俺の合計5人だ。
たった5人でどうなるものかと思ったら…凄かった。
この3人が攻撃するそばから弱い魔物が風船のように消滅していくんだ。
エイプは怪我の治癒魔法とガード魔法でみんなを守っている。
俺は何もしないでただそこに立っているだけ。
「おい、俺をわざわざこんな所に連れてこなくても良かったんじゃないか?」
「何を言っている」
「そうですよ。神子様がいらっしゃらないと頂いた祝福の力が働きません。私達が戦えるのは神子様のお陰なんです」
「ふ、ふーん、そうなんだ」
俺がいることででみんなが強くなってるのか。
だからマーチは必死に俺を抱いたんだ。
あの夜からエイプに目を付けられて、マーチはパーティーの中で俺から一番離れた所に座るように指図されている。
俺に振れたら最後、魔物よりも先にエイプに殺されそうだ。
ん?
なんだろう?下腹がムズムズするな。
*
魔物を倒しながら進むこと3日、俺の身体に変化が出てきた。
下腹がムズムズするだけじゃなくて、尻もひくひくと動いて…冗談じゃないぞ。
***
魔物討伐4日目
身体の変化はどんどん酷くなる。
魔物討伐はただ立っているだけだから助かった。
****
魔物討伐5日目
今日は下着を濡らし始め、恥ずかしいシミをつくる。
みんなの目を盗んで一人茂みに入って処理をしようとしたらエイプに見つかり一人は危ないからと連れ戻された。
*****
魔物討伐6日目
昨日と同じ様に自慰をするためエイプの目から逃げ出して草むらに入る。
一気に下着を下ろして さあやるぞと準備をしたら、草木を踏みしめる音が近づいてくる。
「うわぁぁ」
ヤバイ!こんな格好で俺は魔物に襲われるのか?!
「神子様、こんなところで何を………」
「エイプ……わあああっ」
自慰するところを見られちまった。
いや 待てよ?
ここでコイツに抱かれればきっと身体は楽になる。
そうしたら俺 足腰立たなくなるから明日の討伐は中止になっちまうけどいいよな。
エイプに期待している身体の興奮が止まらない。
「あっ💗」
「こんなに後ろも前もを濡らして…辛かったでしょう」
「ん💗辛い…助けて💗」
欲しいんだよ。お前の…早く。
気持ち良くなりたい一心で下着を脱げたままエイプに抱きつく。
「神子様、魅力的なお誘いですが、明日は土属性の最強魔物の王を倒すと先程話し合ったでしょう?魔法学園に帰れば次の勇者が待っております。帰還するまで我慢して下さい」
「え?」
当然抱いてくれるものと思っていたから、驚いて見上げた。
涼しい顔で『リィッド』と言うと俺の自身と尻に白い花を2つ植え付けた。
「やんっ、何?」
「このままですとこの香りで勇者みんなを誘惑してしまうので蓋を。神子様、早く寝て明日に備えましょう。おやすみなさい」
「あ、う…」
これは…魔法??
気づいたときにはもう眠らされていた。
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