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第44話 探す ※ ーエイプ・フリーレルー
神子様のお部屋の前で待つこと3時間。
やっとフェリス・オークト様が部屋から出てきた。
頭を下げてすぐに神子様の元へ駆けつける。
「神子様、お身体をお清めしましょう」
「必要ない。フェリスが綺麗にしてくれた」
フェリス・オークト様が?
それは表面だけですよね?
「…身体の中は綺麗にしたのですか?」
「してない。良いよ、こんなに綺麗なんだから。それに俺『アクアクリーン 』は嫌いなんだ」
「いけません。神子様」
「うるさいな。…そうだ、坂井の報告を聴いていない。ちゃんと調べてきたんだろうな? 報告しなくちゃ身体は洗わない」
「身体を洗わなければ、ご報告はしません」
私以外の男の子供を産ませるわけにはいかない。
ここは嘘をついてでも譲れない。
私と神子様はしばらく睨み合っていたが、先に神子様が折れた。
「…畜生、好きにしろ!そのかわりちゃんと報告しろよ」
「はい」
アクアクリーンを2回かけて、神子様と密契の儀式をする。
「あんっ💗あんっ💗良いんっ💗んんんっ💗あんっ💗」
「神子様っ💚はっ💚イクっ💚くっ…」
神子様の反応が昨日とはまるで違う。
後孔がまとわりつくと言うか、吸い付くように私のペニスを咥えて離さない。
私も神子様の中に5回ご奉仕すると喜んで全部飲み込んでくださった。
神子様の中からペニスを引き抜くと私の形を覚えてしまった蜜壺は口を開けたままで、大事な蜜をダラダラとシーツにこぼしている。
折角、中に入れたのに勿体ない。
「 蓋 !!」
急いで後孔に白い花で蓋をしたのに白濁が止まらない。
一輪では壺口が大きすぎて塞ぎきれないのか。
「 蓋 !!」
「 蓋 !!」
「 蓋 !!」
「はぐぅっ!!」
神子様の後孔に沢山の花を詰め込んで精液の流失を止めた。
「うっ、ぐっ…ううっ」
少し多めに蓋をしたからギチギチで少し苦しそうですが、零してしまう神子様がいけないんですよ。
毎回こんなに苦労して子種を入れているんだから早く私の子を宿して下さい。
ご自分の精液で濡れた神子様の腹が愛おしくて撫でていると
「ぐぅっ…はあっ、はあっ、エイプ報告しろ、坂井は見つかったか…?」
「!」
覚えていらしたんですか?
密契の儀式に夢中になって忘れられたと思っていたのに…
「…………見つかっておりません」
「てめえっ!!!やっぱりかっ!!!出て行けっ!!!」
お怒りになられた神子様は後孔を塞いでいた白い花を引き抜いて床に叩きつけた。
白濁が止めどなく溢れて落ちてベッドを濡らしていく。
折角蓋をして妊娠しやすくしているのに、このままでは全て流れ出てしまう。
「神子様、おやめ下さい」
「お前の顔なんか見たくないっ!!出て行けと言ったら出て行けーーーーっ!!!」
神子様がここまでお怒りになるとは思わなくて、これ以上怒らせるわけにいかず急いで退室した。
『サカイ』などと居もしない人間を探せなど、ただの戯言だと高 を括 っていた。
そんな人間が本当にいるのか?
本気にしていなかったから探しもしていなかった。
もし次も同じ報告をしたらそれこそ神子様は私との密契の儀式を拒否されてしまうだろう。
どうしたらいいものか………考えるんだ…考え………はっ!
そう言えば神子様を見つけて魔法学園にお連れしたのはガストー・サオマ様だったと報告が上がっていた。
サオマ様が何かご存知かもしれない!
深夜ではあったが急いでガストー・サオマ様の部屋のドアを叩いた。
「お休みの所、失礼します。ガストー・サオマ様、お話があります」
「なんだよ話って、夜中ですよ。緊急ですか?」
起こされたサオマ様はかなり不機嫌なご様子ですが、今はそれどころではない。
「神子様をここにお連れしたのは貴方だと聞いていますが本当ですか?」
「はあ?!そんな事?何も今聞かなくてもいいじゃないですか。何時だと思っているんですか」
「お答え下さい」
「はいはい、俺が連れてきましたよ。これでいいですか。もう寝かせて下さい。ふあ~~」
サオマ様が閉めようとしたドアを掴んだ。
「おい、いい加減に…」
「最後にもう一つだけお願いします」
「まだあるんですか」
「神子様が召喚された場所に他に誰かいませんでしたか?」
サオマ様は面倒くさそうに乱れた青い髪を掻いた。
「あー、いましたよ」
「いたんですね。どんな格好でした?どこに行きましたか!!」
「…ってなんでこんな事、今更聞いてどうするんです?大魔道士エイプ・フリーレル様、一体なにかあったんですか」
「神子様が自分は神子じゃない。本物の神子様がもう一人いると言っているのです。見つけてこないともう密契の儀式はしないとおっしゃってます」
「ふーん、なるほどね。こんな生活してたら、そりゃ逃げたくもなりますよ」
「サオマ様、知っていることを話して下さい」
「ふあ~~~、随分時間立っているし急いでも仕方ないですよ。この話は明日にしましょう。おやすみなさい」
「サオマ様っ!!」
ドアを締められモヤモヤと気持ちが晴れないまま、朝がくるのをひたすら待つしかなかった。
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