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第56話 聖なる乙女の儀式を ※ ーノーベン・アルーバー
「な、何を言っているんですか貴方は!私があれほど説明したのにまだわからないんですか?!」
「わかっているよ。でもディッセンがこんな事になっちゃったんだよ!?可哀想過ぎるよ。せめて子供を持つ喜びをあたえてあげたいんだ。失敗しても文句は言わない。僕達の順番はまだ先だから儀式が失敗しても新しい勇者を探す時間くらいあるだろう!」
「……ふう 分かりました。でも今日は駄目です。スペシャルヒールは魔力を大量に使うので儀式が出来ません」
「一番早く出来るのはいつ?早くして欲しい」
フリーレルを説得して儀式は最短の翌日深夜、皆が寝静まってから行うことになった。
* * *
ボクの部屋に防音魔法をかけてディッセンの身体の中を洗う。
「アクアクリーン」
「ぐあああああっ」
洗浄した後、魔法でディッセンのアナルをクチュクチュと広げて中を除いている。
「うーん、まだですね」
「おい、いつまでディッセンの身体を覗き込んでいるんだ」
「うっ、う、うう、やめてくれ」
苦痛に歪むディッセンが俺に助けを求めて強く抱き着いてくる。
ディッセンの尻をほじくり回したフリーレルを睨みつけると
「内壁に精液が染み込み過ぎてるんですよ。別に私は汚いままでも構いませんが、このままだと術がうまく定着しないと思いますよ。神子様は処女でしたから、それはそれは綺麗でこんなに掃除しなくても良かったんです。何ならご自分で掃除しますか?」
「…くっ…わかった。我慢する。やってくれ」
「や、やだ、嫌だ。嫌だ。やめろっ」
「二人のためだよ。頑張ろうね。ディッセン💗」
ボクはディッセンの後孔が掃除しやすいようにフリーレルの方へ向けて双丘を掴んで広げた。
「いやだぁぁっ」
「アクアクリーン」
「ぎゃあああああぁぁぁっ」
「くっ!」
ディッセンの爪がボクの肩に食い込む。
「さて、どうでしょう? うーん」
またディッセンのアナルを広げ、中を除いている。
「どうだ?」
「良いみたいです。この服を着せて祭壇に連れて来て下さい」
フリーレルに言われるまま、ディッセンにひらひらとした薄い布の服をまとわせて、他の勇者達に気付かれないように神子召喚の祭壇に連れて行く。
祭壇では真っ白な儀式服に着替えたフリーレルが待っていて、ボク達を見るとピリピリとした空気を纏っていた。
「下着はいりません。中に術式が書けないじゃないですか」
ディッセンの下着を剥ぎ取られた。
「祭壇の中央へ」
「やめろ、二人で何をする気だ」
立たない腰で逃げようとする。
「何をしているんですか。ディッセン 動き回ったら儀式出来ないでしょう」
「大人しくしよう、ディッセン。ボク達のためだ」
「いやだぁっ!やめろっっ!」
『愛の奴隷』
「はあ、フリーレル様、好き💗」
「フリーレル 何をした!」
「私の支配下におきました。早く儀式をしましょう。ディッセン そこで大人しく立っていなさい」
「はい💗」
あれだけ抵抗していたディッセンが大人しく魔法陣の中心で立っている。
すぐにフリーレルが呪文を唱え儀式が始まった。
魔法の杖で空中に光る魔方陣を2つ書き、一つをディッセンの下腹に貼り付け、更にもう一つを双丘の傍の腰に貼り付けた。
それで終わりかと思ったら、すぐにまた杖を振ってフリーレルは沢山の術式を空中に書く。
今度の呪文は大量に書かれている。
空間が呪文で埋め尽くされ、光の縄でぐるぐるに巻かれた筒のように、二人の姿は僅かな隙間からしか見えない。
呪文の詠唱が止むと、風を切る音が鳴り始めて、ディッセンの叫び声が聞こえてくる。
「ああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「ディッセン!!」
光の縄の筒がどんどん解けて中が見えてきた。
ディッセンの尻に向って、フリーレルが魔法の杖をかざし、空中の呪文を中に入れている。
ディッセンの腹がどんどん膨れていく。
「あ、あっ、あっ、あぐぅぅぅぅぅーーーーっ!!」
「ディッセンっっ!!」
「近寄るなっ!!」
呪文が全てアナルの中に収まると祭壇の中央でディッセンが暴れ始める。
ゴロゴロとのたうち回った後、仰向けになりのけぞって、失くなったペニスを何もない空間に突き刺そうとして腰を何度も動かしている。
「ーーっ!! あああーーーっ!!」
ディッセンが叫ぶと同時に腹が明るく光った!
がくりと全身から脱力してディッセンは動かなくなった。
呪文が刻まれた後孔からは透明な液体がとろとろと流れ出ている。
「ふう、もう部屋に連れて行っていいですよ」
「………儀式は終わったのか?ディッセンはどうなったんだ」
「成功しました。これで貴方の奥様は子供を宿せます。この腹の印の光が収まったら子宮が出来たという知らせです。それまではディッセンを抱かないで下さい。わかりましたか?儀式が無駄になりますよ」
「わかった。光が収まるまで我慢する。有難うフリーレル、感謝する」
「では謝礼の件、お忘れなく」
フリーレルは祭壇を降りて立ち去って行った。
「うっ、ううっ………うわあああああああ、良かったなあ、ディッセーーーン!!」
ボクの可愛いディッセンを抱きしめて幸せを噛み締めて泣いた。
本当に良かったね。
もし失敗したら一緒に死んであげようと思ってたんだよ?
これでディッセンはボクの完璧な妻になった。
もう誰にも手出しさせない。
これからは、ずっとずーーーーっとボク達は一緒だからね💗
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