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第66話 火属性の魔物討伐 2日 世界一幸せな男 ※ ーセプター・バンテールー

口の中に甘く苦い味が残って気持ち悪い…なんの味だろう?     頭の中がふわふわして思考がまとまらない。 身体の奥から熱がこみ上げてくる……… ……熱い…下半身が凄く熱い。  ?  前にもこんな感じがあったような気がする…? 「セプター、起きて これを見ろ」 呼ばれた方へ目を向けると、そこには信じられない人物が俺の腹の上に跨って ピンク色に光った小さな魔法陣の瓶を持った 「リーフ…?!」 なぜか俺の目の前に上半身裸のリーフがいる! 「これは夢なのか?………本当に?どうしてここにいるんだ?………」 リーフは嬉しそうに微笑み 「セプターと一緒に討伐するためにここに来た」 「俺と一緒に討伐するだと?討伐?あ、そうだ俺は魔物を倒しに来たんだ…」 「セプター💗チュッ💗」 リーフが俺に抱き着いてキスしてきた?! 「そんなことをしたらは駄目だろう。お前には婚約者が…」 「婚約者?……」 リーフは目を丸くして驚いていたかと思うと すぐにいたずらっぽく笑って俺の顔を覗き込んで言った。 「……クククッ、そんな奴のことは忘れた。俺はセプターとエッチしたい」 リーフは俺を押し倒すと再び唇を合わせる。 「んんうぅぅぅ💗」 二度目の口づけは舌を絡めてきて、ジュプジュプと俺の喉に甘い唾液を注ぎ込んでくる。 「ちゅぷ💗くちゅっ💗はふっ💗あんんっ」 気持ち良くて流されてしまいそうなキスに理性を総動員してリーフを引き離した。 「あん💗んもう何だよ。気持ちよかったのに…はあっ💗……あ?…なんだこれ頭がくらくらする……」 「はあっ、はあっ、リーフ、駄目だ。こんなことしたら…」 リーフは怪訝そうな顔して俺をじっと睨む。 「…………ん?…リーフ?……なんでお前が……陰キャが俺をそんな呼び方をしているんだ?……はあっ💗」 リーフの顔は赤く上気して、吐く息も甘く とろんとした顔で聞き返してくる。 「??…俺がお前につけた名前だろ? どうした?」 「お前が俺に名前を付けるだって? ふははっ、可愛いことしてくれるじゃないか」 「可愛いことって?」 リーフの様子がおかしい。 まるで酔っぱらっているようだ。 「あはははは、なんて顔してるんだよ。なんだお前、俺に欲情してるのか?ギンギンにたってんじゃねえか。くくくっ」 慌てて自分の下肢を傍にあったブランケットで隠す。 「………っ」 「隠してもばれてんだよ。良いぜ。抱かせてやっても。俺が欲しいんだろ?」 リーフは俺に身体をすりつけてくるから更に硬度を増して痛い。 「あっ、あ、やめてくれ」 「俺の身体が欲しいくせに抱く勇気がないのか?  ははっ、俺はこっちの世界でも凄くモテるんだぜ。みんなが俺の身体を欲しがっているんだ。驚いたろ?」 「やめろ。そんなこと言うな。お前らしくない」 「………ふ、ふん、お前は俺を抱く気はないんだな………そうかじゃあ、お前はそこで一人マスでも掻いてろ。俺は他の男とヤリに行ってくる……」 俺の上から降りて、リーフは半裸のまま外に出ようとテントの入り口に手をかける。 リーフが他の男に抱かれに行ってしまう。 「…っ、駄目だ行かせないっ!!行かせるもんか!!誰かに盗られるくらいなら俺のものにするっ!!!」 ベットから飛び起きて急いで 後ろから抱きしめてとめると、リーフは恨めしそうに小さくつぶやく。 「拒絶していたくせに」 「お前のことが大事なんだ。お前を愛してる。愛してるんだ。どこにも行かないでくれ」 「あ、愛してるって…お前マジか…そうか………ふん💗…わあっ」 リーフを抱き抱えてベッドへと連れていく。 もう迷わない。 リーフの全てを俺のものにする。 俺は覚悟を決めてリーフの服を下着ごと一気に下ろすと可愛い声とともに白桃が揺れる。 両手で掴むと手に吸い付くような感触に夢中になって思い切り揉みしだく。 「あっ💗あっ💗痛い、痛いって!そんなにがっつかなくても逃げないって💗」 ベッドに横たわる美しい白桃の奥に期待に膨らんだ赤い花を見つけて喉が鳴る。 俺はもう諦めも我慢もしない。 リーフ自身が俺のことを欲しいと言ってくれているんだから。 白い脚を割り開くと花の中から蜜が滴り落ちる。 蜜に誘われるように俺は自分の欲望を花の中心に差し込んだ。 「ああああああーーーーーーーーーーーっ💗 💗 💗」 初めて抱かれるであろうリーフの身体に負担をかけないように慎重に少しずつ進めていく。 「ふぁぁっ💗💗中にっ💗入ってるっ💗」 俺の身体をすんなりと飲み込んでくれたリーフは身体全体で抱かれる喜びに打ち震えている。 「動くぞ、はあっ💜リーフ💜リーフ💜んっ💜」 「うんっ、あっ💗いいっ💗あ💗あっ💗あぁっ💗」 優しくしたいのに身体の内側から溢れ出る欲望が抑えきれない。 「💜リーフ💜リーフ💜んっ、好きだ。初めて会ったときから愛してるっ💜」 「んあっ💗あんっ💗あぅっ💗あっ💗あぁ💗お、俺も愛してるっ💗」 リーフの愛の言葉が嬉しくて乱暴に打つ腰が止まらない。 それでも健気に俺の愛に応えるリーフが可愛くて、愛おしくて愛することがやめられない。 二人の繋がっている場所は熱を持って溶けてしまいそうだ。 「んんんんんんぅぅっ💗坂井いいっ💗 坂井💗 ごめんっ💗 坂井っ💗 ごめんっ💗」 「はっ…はっ………えっ?……はっ……はっ…」 俺に抱かれているというのに俺以外の名前呼んで泣きながら謝っている。 サカ…イ…誰だ? 「うう、坂井、ごめん…ごめんっ…………………」 驚いたショックで俺は固まってしまった。 リーフは俺の顔をまっすぐに見つめて 「ううっ…やめないでくれ。お前のこと好きなんだ」 そう言って俺に抱きつき泣きながらキスをする。 ああ、そういうことか 『サカイ』…それが婚約者の名前か……こんなに謝ってもこの声はサカイには届かない。 サカイ…すまない。 あなたにはリーフを渡せない。 リーフは俺が必ず幸せにするから……許してくれ。 「もう謝らなくていいんだ。今は愛してるとだけ言ってくれればいい。」 「ううっ、あっ愛してる💗っ💗愛してる💗あっ💗あぁっ💗愛してるぅっ💗」 「俺も愛してる。俺を選んでくれてありがとう」 リーフは何度も俺の愛を受け入れ、俺はそれに答えるようにいつまでも愛し続けた。 ああ、俺は世界一幸せな男だ。

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