99 / 113

第99話 勇者の帰還 ※ ーエイプ・フリーレルー

魔法学園に到着すると出迎えてくれた勇者はフェリス・オークト様、お一人だけだった。 「お、おかえりなさいませ。み、皆様、ご無事で何より……えっ!」 「うわああああん、オークト様ぁ!!怖かったよぉーっ!!うわああああーー」 アリージャが大げさにオークト様に抱き着いて泣いている。 演技かと思ったら身体を震わせて本気で怖かったようだ。 「どどど、どうして三人なのですか??」 「それは…」 手短にオークト様に話そうとしたとき神子様が叫んだ。 「うわっ、なんだこれ」 神子様の両耳に付けているアルーバ兄弟の魔法石のイヤリングが金と赤の砂の粒になり、サラサラと神子様の身体を伝って地面に落ちていく。 やがて足元に二つの小さな砂の山を作ったが、すぐに消滅してしまった。 それを見ただけでオークト様は青い顔して震えていらっしゃる。 流石オークト様、文献を読んていてご存じだったんですね。 勇者の魔法石が壊れるということは…すなわち勇者の死を意味する。 「あ、あ、あ……そ、そんな…」 「オークト様、本日は討伐で皆様、疲れておりますので、国王陛下には明日、私から報告に参ります」 「は、はい」 「神子様、さあ、お身体を清めに参りましょう。私が連れて行って差し上げます」 「いい、一人で歩ける。お前、足を怪我してるじゃないか」 「ああ、これですか。『癒しの露草』」 私は折れた自分の脚を魔法で治療をすると神子様は驚きと疑問の声を漏らした。 「お前、向こうで魔法使い切ったって」 「…あの時は残り1回くらいしか使えなかったんですよ。時間が経った今 魔力は回復しています」 ふふふ、嘘ですよ。私の魔力なら有り余るほどあります。 にっこりと微笑んで神子様を抱き上げると全身に力が入り顔が引きつってます。 これはいけません。 大浴場へお連れしてお身体をほぐして差し上げましょう。  *** 「神子様?どうなさったのです?身体に力が入ってます。疲れがとれないですよ」 「…うん」 温かい浴槽の中で 頭から足のつま先までたっぷりとマッサージを施し、血行を良くして丁寧に洗い上げても 神子様のお身体はリラックスされることがない。 「きっと討伐が怖かったんですね。大丈夫ですよ。神子様には誰も危害を加えませんから」 「そうか…」 私に背を向けて湯船の縁に腕を乗せた神子様は、緊張が少し解けたようで、愛らしい双丘がぷかりと水面から浮き上がる。 すかさずその谷間に私の指を潜り込ませた。 「あ、や、ヤダっ!!アクアクリーンはやめてくれっ!!」 「アクアクリーンはもう必要ありません。ここはもう私しか入りませんから、この中は汚けがれてないでしょう? んー?一週間の間に随分硬くなってますね」 「んあっ、ゆびっ、お前っ、あんなことあったのにっ…よくそんな……あうん💗はっ、あん💗うん💗あん💗そこぉ💗」 はじめは抵抗していたはずなのに自ら腰を振って指を欲して飲み込んでいく。 「ああ、ここは私の指を覚えていたようで良かったです。ほらもっと力を抜いて、そうです。いいですよ。ではこちらも覚えてますか」 指を抜いたその場所にぐりぐりと熱い切っ先を蜜口に擦り付ける。 「エイプ お前こんな時にっ…あうっ💗…やめっ…」 「神子様こんな時だからこそですよ。これが欲しいでしょう…」 神子様の中をゆっくりと進めると、口では拒んでも身体は喜んで受け入れている。 「んあっ💗あああああっ💗んんんんぅぅっっ💗」 「神子様、凄く怖かったですね。チュッ💚」 神子様はキュッと入り口を締め身体で私に縋りつく。 「…怖かった…あの後二人はどうなったんだ……んあっ💗あん💗あん💗」 「……わかってるくせにっ…ふっ💚、んっ💚、怖い時は肉欲な溺れるのが一番いいんですよ💚私といるときは他の男のことは考えないで下さい💚すべて忘れて肉欲に溺れましょう💚」 「忘れさせてくれ…あ…あん💗大きくすんな💗」 「私に縋りつく愛らしい姿を見せる貴方がいけないんですよ💚」 「ま、待てって…💗あん💗あん💗あん💗あん💗強いってぇっ💗」 神子様の脚を広げて抱えて奥に届くように体位を変え深く打ち込む。 「んっ💚、貴方のココが望むだけ、私の子種を何度でも飲ませて差し上げますっ!!!」 「ひああんっ💗股がさけるぅっ💗ああああっんあ💗あん💗んひいっ💗痛いぃぃぃっ💗あん💗あん💗あん💗………」 「んんっ💚いっぱい飲めて嬉しいでしょうっ!!ココもきゅうきゅう締めて喜んでるっ💚」 「んひいっ💗うっ嬉ひいぃぃぃっ💗あああ💗イっクうううぅぅんんんんんっっ💗」 全身で盛大にイッた神子様はくたっと脱力して手足を投げ出した。 神子様の腹にある愛おしい聖なる乙女の印を撫でて確認すると、色はまだ黒いままで模様の中心に子供の印は現れていない。 ああ、神子様、早く私を王にして下さい。

ともだちにシェアしよう!