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裏話・小ネタ・こぼれ話
正直薫なら抱けそうと思っている遊輔だが、男の沽券やら何やらが邪魔して口に出せないし出さない。
薫が遊輔のハメ撮り動画でヌいた回数は10回以上どころではない。正確には36回。
薫はゲイ寄りバイ。女性とも何回か試したことがある。男性の場合は一夜限りの遊びの相手が多く、6:4の割合で受けに回っていた。
遊輔は8:2の割合で女の方から別れを切り出されている。原因は生活態度と浮気癖。
薫の中では遊輔に触ってほしい気持ちと汚れるから触ってほしくない気持ちが葛藤している。優しくされることに潜在的罪悪感がある。
シングルマザーと半同棲の形で交際していた29歳の遊輔。当時小学生だった娘には「遊輔くん」と呼ばれ懐かれていた。
現在中学生になり家出したその子を、薫と共にパパ活の罠から救い出している。
実家とは既に疎遠な遊輔だが、母親は年1・2回ほど息子にたかりに来ており、仕方ないのでその都度3万~5万程度の生活費を渡している。薫はどうにかしなきゃな……と思っている。
薫は準タワマン相当のマンション(賃貸)に住んでいるが、眺めやステータスには特に興味ない。防音やセキュリティ重視で選んだ結果、自然とそうなった。
遊輔の母親はホステス→キャバ嬢→風俗嬢と職を変えている。当人は子供を産んで体型や容姿が衰えたせいだと思ってる。
遊輔の精通は10歳の時。当時母親と同棲していた男に無理矢理AVを見せられ、オナニーのやり方を教えられた。その男の前で一人でやらされたこと、悪ふざけでいじられたことがトラウマ。面白がって携帯で動画も撮られている。これもあって薫のアレにめっちゃキレた。
遊輔の苦手な食べ物はシュークリーム。子供の頃酔って帰ってきた母親にもらい、同居中の男にとられないようトイレで食べたところ、賞味期限切れだったせいで腹を壊してしまった。
薫も遊輔も家族や子供を作る気はない。結婚は論外。
遊輔はNetflixで海外の犯罪ドキュメンタリーを見るのにハマっている。
薫は翻訳ミステリー好き(アガサ・クリスティなど)。
遊輔は名前は出なくてもいいから、どこかの雑誌でまた記事を書きたいと願っている。
薫は猫派だが、生き物の命に責任が持てないのでペットを飼う予定はない。
「遊輔さんだけで手一杯です」
「おい」
薫の髪は昔付き合っていた女が飼っていたゴールデンレトリバーの腹の毛の質感に似ていると思った遊輔だが、口には出さなかった。
遊輔の得意料理はチャーハンやナポリタン。一人暮らしが長いので簡単な物なら作れる。
薫のスムージーはまずいというほどまずくはないが、遊輔の口には壊滅的に合わないので、観葉植物の鉢に捨てている。
「オーガニックな治験っていうかさ……甘いのと苦いのと酸っぱいのが一緒にくるんだよ」
「変な薬は入れてませんよ。サプリメントだけです」
薫は「手袋したままさせてほしい」と妄想してる。他は全部脱がす。
薫と遊輔は将来的にリバの可能性もある。
経験値の分キスが上手いのが遊輔。経験値の分フェラが上手いのが薫。
薫は父の死後も虐待のトラウマに苦しんで自殺を考えたことがあるが、遊輔の記事を読んで考え直した。その記事はネットの自殺系掲示板や、自殺防止活動をしているNPOを取材したもの。
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