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相談先は
【勇人サイド】
佐々木先生ひー君に取られてた……
ドキドキ ドキドキ
ダメなのは知ってるけど……
この想いをどう処理したらいいのか分からなくて……
どうしたら……グスン…
ドキドキ ドキドキ
怒られたら……どうしよう…
あれ…まさかいない……?
森田先生の外来ブースはガランとしていた。
もしかしたら森田先生もすでに外来にいない………?
不安……
森田先生もう病棟いたりして……鬼の形相で僕のこと捕まえに来たらどうしよう……
ガラガラ
『ありがとうございました。グスン』
勇人「!!!!」
外来ブースから泣きながら出てきたって事は間違いなくこの中に森田先生がいる!!
たぶん最後の患者さんだ……
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【森田サイド】
今日の外来はやたら泣かれる日だったけどスムーズだったな。早めに昼食入って日向の治療に備えるか
トン…トン…
控えめなノックに誰か忘れ物でもしたか?と思いデスクを一旦見回してから立ち上がった
特に忘れ物ないけどな?
ガラガラ
勇人「…………」
森田「…………」
すでに泣き腫らした顔をした勇人が立っていた
森田「……なんでここにいるの」
勇人「グスングスン……ゲホッ」
森田「え?」
なんで吐きそうなわけ?苦笑
とりあえず勇人の手首を掴み、扉を閉めた
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【勇人サイド】
勇気を振り絞ってノックをしてから割と早めに森田先生が出てきてくれた
森田先生がまだ外来にいた安心感と、もしかしたら怒られるかもしれないという不安感で涙と吐き気が止まらない
森田「体調悪いの?」
手を引き処置椅子に座らせられた
勇人「グスン…体調は悪くない泣。」
森田「吐きそう?顔色悪いけど」
勇人「さっきもう吐いた泣」
森田「吐いたの?どこで?」
勇人「グスングスン。2nd…講習…グスン」
森田「あぁ。(察し)」
勇人「ここ勝手に来ちゃった泣」
森田「(でしょうね)
ダメなのは分かってるんだ」
勇人「グスッ……分かる泣」
森田「(今日の2ndは加藤先生と遠藤先生か。厳しくされたかな苦笑)」
勇人「ホントは……ささき…せんせ…グズっ…いぎたかっだぁぁ…グズっグズっ……ひー…っくん…がぁ泣」
森田「なになに笑。泣いてて全然分からないから笑。」
勇人「できっ……グズっ…ない泣。1人じゃ(ムスッ」
森田「話したいことたくさんあるのね。分かったから一旦落ち着きな」
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器具を使って1人でやりなさいって言われて不安になったこと
電気ブジーが痛かったこと
電気やったのに量が足りなかったこと
終始加藤先生が冷たくて怖かったこと
甘えようとしたら佐々木先生に先客がいて外来に来ちゃったこと
今日あったことを森田先生に全部話をしたらモヤモヤがちょっとだけ晴れてきた
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