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病は気から?②
【勇人サイド】
佐藤「んー………」
沈黙が不安……
佐藤「風邪の所見は特になさそう」
勇人「…………」
佐藤「最近採血ってした?」
採血というワードに焦ったが、嘘をついてもすぐにバレることだし…具合い悪いのは本当の事で僕も不安なため……正直にゆっくりと首を横に振った
佐藤「採血頑張ってみようか」
ですよね……。
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佐藤「いつから体調悪かった?」
採血準備をしている佐藤先生にいくつか質問され、ゆっくり答えている間にも睡魔に襲われそうになった
勇人「……!」
そんな様子を観察するように佐藤先生に見られている事に気がつき、ハッと目を開いた
佐藤「眠くなっちゃうね」
キュッと駆血帯を巻くと、ボーっとしていて指示が入らない僕の手を握り、採血がしやすいように親指を中に入れ軽く握れるように整えてくれた
勇人「…がんばれない……」
佐藤「もう終わるよ」
え?
チクッ
いやいや!チクン今来ましたよ?
佐藤「手開いていいよー」
恐るべし…佐藤先生テク……
でもまぁ……不意に刺されたのと佐藤先生の採血テクでそこまで痛くなかった
採血結果が出るまでひとまず待機となった
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寝てると楽だけど、スマホ見る元気はない。
勇人「!!」
カーテンが開き、佐藤先生と佐々木先生がやって来た
佐々木「起きてた?」
佐々木先生の登場は予想外だったのと同時に、僕の採血結果があまりよくなかったんだなぁと直感してしまった
佐藤「体調変わらず?」
勇人「…ぅん…」
佐々木「結果から言うとね、男性ホルモンのバランスが悪くなってるんだよね」
どうやらだるさと眠気は連日の感度治療の反動でホルモンバランスが悪くなっているかららしい
佐々木「とりあえず今日はゆっくり休もう」
良かった
佐々木「明日もう一回採血して処置必要か評価させてね」
うおっ、、、
佐々木「触診と少しだけ刺激しておこうかー。治療軌道に乗ってるところだしね!少しでも早く回復早めたいよね」
でたっ!ありがたくない提案!
佐藤「ふっ笑」
佐藤先生と目があった。佐藤先生も僕と同じ事思ってるっぽい
佐々木「足開くよー」
怠くて動けない僕を佐藤先生が整えてくれ、佐々木先生に足を開かされた
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