123 / 153

再指導

【勇人サイド】 はぁぁ…今日もあんまり体調良くない…… ここ数日は治療をするとだるさや頭痛、たまに微熱と体調が安定しない 森田先生曰く治療の副作用みたいなものだから上手く付き合っていくしかないってさ…… はぁぁ…… まぁ…今日は佐々木先生の治療だから緊張はないけど…… ガラガラ 佐々木『呼吸訓練見学初めて?』 伊織『いや、基礎訓練だけ見学させてもらいました』 伊織先生の声もする 佐々木「遅くなってごめんね。体調大丈夫かな?」 勇人「あんまり良くない」 佐々木「そっかー。。。 まぁ今日は呼吸メインだから痛い治療ではないから安心してね」 ふぅぅ…佐々木先生っていうだけでも安心なのに痛くないって聞いてさらに安心 佐々木「伊織先生に勇人が治療頑張ってるところ見せてもいい?」 勇人「いいよ」 佐々木「ありがとう」 A班に佐々木先生が戻ってきて本当に平和……安らぎでしかない…… そして相変わらず美形……今日はマスクで口元は見えないけど目元だけでもキラキラ輝いて見える 伊織「(カスタード君うっとりしてる?)」 佐々木「この間森田先生の治療少し見せてもらったんだけど、呼吸もう少し改善したいなって思ったんだ」 勇人「(ふむふむ)」 佐々木「もう一回ゆっくり基礎固めて応用してみようね」 勇人「(ふむふむ)」 真横にいる佐々木先生を見つめていると手が伸びてきて顎を支えられた 佐々木「はい、あーん」 まるで歯医者さんにでも来たかのように大きく口を開いた 佐々木「舌出す」 勇人「///」 佐々木「もっとしっかり出す」 恥ずかしい……お尻いじられてる時より恥ずかしいかも……顔ブサイクだったら嫌だな…… 勇人「はぁ……はぁ……」 佐々木「舌出すだけでも深い呼吸できるでしょ」 勇人「はぃ……はぁ…」 佐々木「指入るよー」 勇人「うがっ……」 さっそく口全体にゴムの味…… 佐々木「唾ゴックン出来ないなら出していいよ」 いやもうずっと垂れ流しです……     勇人「うごっ…オエッ…」      佐々木「吸いながら舐めて」 ほえっ?? ペチャペチャ 佐々木「指吸うんだよ?」 ペチャペチャ 佐々木「違うなー……」 む…難しい… 佐々木「舐めるの一旦お終い。吸ってごらん」 勇人「ふんっ…ペチャ…ふんっ…んっ///」 佐々木「そうそう上手。続けてー」 はぁはぁ…呼吸が辛い…… 佐々木「体に力入ってるから肩の力抜こう」 勇人「うがっ…はぁ…っ…おえっ…」 佐々木「吸いながら舐めるー」 勇人「はぅ……ぅ…ぺちゃ…はぁ…」 佐々木「ちがーう」 勇人「うっ…ハァハァ…っ…グスン」 少しだけ指を奥に挿れられ、目尻から涙が溢れた 勇人「おえっ…グスン…」 佐々木「できるまで指抜かないよ」 勇人「!!!!」 伊織「(噂通り佐々木先生の呼吸指導厳しー。)」

ともだちにシェアしよう!