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第一関門②
【A班ミーティング】
加藤「勇人テスト嫌になって誰かに泣きついてたりして笑」
佐々木「一応電話いつでも出られるようにはしてたけど、鳴らなかったね笑」
森田「入院生活でそれなりに鍛えられてきたからスイッチ切り替えて来るんじゃない」
トントン!
佐々木「来たかな笑。」
遠藤「入っていいぞー」
遠藤先生が扉を開くと勇人と伊織先生が立っていた
伊織「ほら行きなよ」
勇人「(カチンコチン)」
加藤「やっぱり誰か連れて来たな笑。裏切らないよなーバブちゃん笑」
伊織「ほら笑。頑張るんでしょ?」
勇人「(カチンコチン)」
森田「勇人ー、さーん! にー!」
勇人「はっ!!!(いそいそ」
<<<ピシッ!!!>>>
森田「はいいらっしゃい」
・
・
・
佐々木「テスト内容は分かるかな?」
勇人「自分で痛がらずに扱く!(ぴしっ」
A班「おーーー笑」
テスト内容言えただけでも半分合格だな
佐々木「はい!じゃあお願いします」
勇人「(カチンコチン)」
A班「(凍った)」
勇人「何回?」
A班「(動き出した笑)」
森田「俺がいいよって言うまで」
・
・
・
【勇人サイド】
よし……やってみる……
勇人「ふぅぅぅ……」
クニクニ クニクニ
加藤「大きい声で数えてー」
相変わらずイジワルな加藤先生だけど、上手に呼吸が出来ない僕のことを密かに心配して青木先生に相談しまくっていたことも
スマホでにんじんの美味しい食べ方って検索していたことも
全部知ってるんだから
クニクニ クニクニ
遠藤「スピード大事にな!!」
とりあえず声がでかいけど、サラッとこうやってアドバイスくれたり、怒られない方法をこっそり教えてくれる優しい先生
佐々木「いいねー 頑張れー」
いつも白衣のポケットパンパンでパンパンのポケットには僕たち患者の好きな事、嫌いな事、悩み事を書いたメモが入っていること
A班の先生達はみんな最高の先生なんだ
クニクニ クニクニ クニクニ
森田「ストップ」
もう終わり???
森田「どう?」
佐々木「いいと思いますけどね?」
遠藤「うん」
加藤「擦り方が弱いのが気になるけど」
…………イジワル……
森田「加藤先生が指摘した通り擦り方が弱い。
でも前はそれでも痛いって泣いてたけど、今はそれがなかった」
おっ!!
森田「合格かな」
勇人「えっ!!!」
森田「嫌なの?笑」
勇人「嫌じゃない!!びっくりしただけ」
佐々木「おめでとう!」
加藤「おめでとう」
遠藤「よーし(パチパチ)」
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