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★第34話 翌日

そのまま眠ってしまい、あっという間に朝になった。 今日は夕方から二人でアンプデモアの仕事がある。 「……那央……おはよう。」 那央の額にキスをして、頭をなでながら起こす。 「……おはよう……ございます……。」 那央の顎を少し正面に向けて、早速ディープキスをする。 「んふ……っ。ちょ……寝起き……なんですけど……。」 「昨日、あんなにしたのに、足りなくて。」 「それは……俺もですけど……タイミングってものが……。」 舌を絡ませているうちに、朝立ちのせいもあって、興奮してきた。 横向きになっている那央をうつ伏せぎみにして、お尻の具合を探る。 「……先輩……まさか……今から……。」 指でそっとなぞる。 ローションをつけてマッサージするようにすると、昨日のこともあり、ほぐれるのが早かった。 那央に嫌がる様子はない。 橘は那央の背中に覆い被さりながら、自分のものを少しずつ那央にこすりつけた。 「那央……朝からごめん……。」 「先輩……いつもは紳士なのに、性欲は強いんですね……。」 橘は那央の耳にキスをして言った。 「……那央だから、止まらないんだ。俺だって、困ってるよ。」 那央の中に差し込んで行く。 那央の息が荒くなってきた。 奥まで入っていく。 「うっ……。」 那央が、シーツを掴み、乾いた唇を舐めた。 「那央……続けてもいいかな……?」 「……うん……。」 静かに抜いて、那央に四つん這いになってもらう。 寝起きの那央は脱力していて、それもそれでそそられる。 突き出されたお尻に、再び入れていく。 昨日やさっきとも違った気持ちよさがあった。 橘も、寝起きの朦朧としたまま、快楽に押されるように那央を突いた。 四つん這いだから、こちらも動きやすい。 「んあっあ……。はぁ……っ!」 那央の脱力した喘ぎ声は、より色っぽかった。 徐々に快感が高まり、あっという間に果てた。 那央も、突かれている間に自分のを握り、イッたようだった。 那央を引き寄せて、抱きしめる。 「那央……めちゃくちゃ好きだ。」 「先輩……俺も、好きです……けど……。」 「……けど?」 「この調子で……俺の尻……もつのかなって……。」 「ごめんなさい……。」 橘は急に恥ずかしくなった。 ―――――――――――― 結局、一緒にシャワーを浴びるときもイチャイチャした結果、昼時になり、遅くごはんを食べてイチャイチャしてたらもう出勤の時間になっていた。 「……先輩……。」 「何?」 「そろそろ支度しないと、バイトの時間が……。」 「わかってるんだけど、離れたくないんだよね……。」 イチャイチャとは表現しているものの、橘がキスをして、触って、舐めて、抱きしめて……を繰り返しているだけで、途中から那央はされるがままの猫みたいになっていた。 「こんな雰囲気で行ったら、オーナーにはバレバレですよ……。もう少し……正気を取り戻してください。」 「……そうだよね……。」 仕方なく、那央から離れる。 「今までくらい、会えない方がちょうどいいのかな……って、思っちゃいました……。」 「そ、そんなに?……ごめんね。」 那央から初めて冷たい目線を向けられた。

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