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5日目:両穴弄りという麻薬

 「──は…ぁ、イッ…て、る、のに──、腰…止まんな──っ…!」  「おう、奥までハメ込んで、すっかりメスイキの(とりこ)だな。何度でもイッちまえよ、見ててやるから…。あぁ、前の口も淋しそうじゃねぇか。んじゃ、特別にこっちは俺様が挿れるとこまではやってやる。精液の通り道をメスみたいにずぼずぼされるの、好きだったよなぁ…?」  ザラキアが目を細め、笑んだ唇をゆっくりと舐めながら椅子を立ち上がった。その手に握られているのは、三ミリほどのボールが鎖状に繋がったシリコン質の柔らかい器具だ。その軽く尖った先端を、先走りではしたなく濡れるシンジのすっかり開ききった鈴口にぐっと宛がい、ずぷん!と勃起したモノの中に送り込んできた。ひりひりするような異物感、しかし、精液を出すための細い管は、シンジにとってもはやそこを犯されて感じるための性感帯でしか有り得なかった。  つぷ、くぷ、と少しずつ尿道プラグのビーズが入り込み、犯されてはいけないところまで犯される禁断の快感にぞくぞくと全身を痙攣させる。  「ひぃッ──!…狭いオス穴…メスみたいにされるの、…き、気持ちイイ──っ!…そこ──犯されるの、…スキ…ぃ──っ──!」  狭い管の中をこりゅこりゅと擦りながら埋め込まれていったプラグは、やがて、終点で前立腺の上をコツンと叩いて止まる。後ろと前、両方の穴に差し込んだ異物で挟み撃ちにされ、腰が蕩けて座り込んだ拍子に、床から生えた長いビーズの先端が、最奥の曲がりくねった壁をゴツン!と強く叩いた。  「ひぁあぁ…ぁ、──はァ──ッ!おく…っ、強過ぎ──…っ──!」  「ドライでイキっぱなしか?…それじゃ、前のこれは自分で出し挿れしてみろ。」  仰け反って激しく四肢を震わせるシンジを見下ろしてクックッと笑いながら、ザラキアは、シンジの手を取って尿道(なぶ)りの為のプラグの根元を握らせてくる。最奥への刺激できゅうきゅうときつく引き絞られる肉壁は、ザワリと蠕動しながら玩具をみっちりと咥え込んで、ほんの僅かな身動きだけでも前立腺をゴリ、と虐めてくる。それなのに、今、前の穴まで弄くってしまったらどうなるのか。ゴクン、と喉を鳴らしながら、恐る恐るプラグを引き抜いて小刻みにくちくちと動かしてみる。  途端に、バチィン!と、頭の中に飛び散る白い火花。  「ひ…ぎッ、──イ、──、りょ…両方から──、来る…っ──。…ぁ、これ──、すご…すぎて、──だめぇ──っ…!」  すっかり硬く腫れ上がったスポットを、とつとつと突くように両側から揉み込むと、そこからは言葉にならないほどの強烈な快感がせり上がってきて、まるで脳の中までぐちゃぐちゃに掻き混ぜられているみたいだった。  ずるっと引き抜いた尿道プラグを、再びツプツプと押し込み、また勢いよく引き抜く。そうすることで、射精の瞬間と同じ気持ちよさを幾度も味わうことができると知った。牡として精液を出すための道は、犯されて喜びを覚える牝の穴へとすっかり造り変えられてしまった。  これ以上続けたらおかしくなる。頭の中が性感で埋め尽くされて、理性が消えてなくなってしまう。それはうっすらと理解できても、性感帯を開発された身体はもう止まらない。  壊れた玩具のように、手足がビクン、ビクンと派手に跳ね上がる。全身汗まみれになりながら大きく腰を使って肉洞の奥の奥までをずちゅずちゅと攻め立て、右手は勝手にビーズのような尿道プラグをくぷくぷと激しく動かして、デコボコのある異物が、本来入ってはいけない細い管の中を擦って出入りする時に生まれる射精の感覚に酔いしれた。  「あ──ぐぅ…っ、…前も…後ろも、きもち──っ…イイ──!…ッ、ひぁ、いグッ…!──また…イッても、…足りな──っ──!」  「自分で腰振って、その上、尿道オナニーまで見せびらかして…ずいぶん嬉しそうじゃねぇか、シンジ。すっかり具合のいいドスケベメス奴隷に仕上がって──。」  脳も、神経も、全て性感帯に塗り替えられたかと錯覚した。苦痛と紙一重の激しすぎる快感は麻薬のようで、イッてもイッてもやめることができない。はぁはぁと大きく喘ぐ唇はだらしなく唾液に濡れ、ぼうっと細めた眼尻からは、愉悦の涙が流れ続ける。

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