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6日目:愛玩用性奴隷
「ひぅう…ぅ──っ…!おく…ッ、奥、イイ──っ──!…っ…あぁ、前も…後ろも、どっちも──気持ち…よくて──駄目に、なっちゃうぅ…っ…!」
「…ふッ、我慢できねぇなら、俺に抱きついてもいいぜ。──いいか、これがセックスだ。ベッドの上で抱かれたら、とことんご主人様 に忠実に…ド淫乱で、ヤラシイところを見せるんだぞ…。」
こじ開けられた最奥の壁だけを狙いすまして、とつとつと小刻みに突き上げられる。それはまるで、本当にザラキアとセックスという行為をしているような錯覚を生み出して、全身が溢れんばかりの多幸感に震える。
しかし彼は、まだシンジの処女を散らすつもりはないのだという。
喉の奥で覚える質量だけでもあれだけ苦しいのに、ザラキアの大きな牡の怒張をまだそこまで拡げられてはいない肉穴の中に挿れられてしまったら、一体どうなってしまうのだろうとシンジはぼんやり思う。恐れと同時に、かつてないほど大きく熱いモノでずっぷりと穴を埋められ、肉壁をめちゃくちゃに擦られる快楽への妄想が、まだオーガズムを許されていないシンジの股間をヒクンと疼かせた。
ザラキアの息遣いと腰遣いが、徐々に早くなってくる。弾かれたように腕を伸ばして彼の琥珀色の背中に縋 りながら、埋め込まれた玩具を叩く振動と擦れ合う牡の部分から広がる快楽に挟み撃ちされ、首を振って黒い髪を乱し、ほろほろと涙を流して噎 び泣いた。
「奥っ──、お…犯されて──お腹の中…溶けそう…っ…。ああ、ぁアッ──、気持ちイイ…!…セックス、気持ち…いぃ──です…っ、ご主人様 …ッ──!」
「本物のセックスみたい、か?──男を知りもしない処女の癖に、すっかりナカだけで感じるようになっちまったな…。シンジ、お前は、本当にサイコーの逸材だよ…。お前を拾った俺様は、本当に幸運だった…。」
耳許で低く囁くザラキアの声は、鼓膜まで甘く快楽漬けにしてくるようだった。ソドムという異世界で自分を拾った魔族の青年に褒められるだけで、全身が喜びに打ち震える。彼の所有物で、彼を楽しませる性奴隷であることを、シンジは心の底から幸福だと思った。
抱きついたこの腕を離したくない、もっともっと気持ちのイイ、セックスという行為をされて、目一杯溺れたい。そんな欲求に突き動かされて、細めた両眼をとろんと蕩かせる。
「──ッ、よし…フィニッシュだ、イけ…。奥のポイントを殴られながら、思いっきり射精しちまえ──ッ!」
「ふぁ、あぁア…、──い、イく…っ、ご主人様 、嬉し──っ、はあァ──っ!」
腹の奥までガツガツと突き抜かれるほど強く、ザラキアが激しく腰を使ってきた。彼の手で快楽を教えられた結腸の奥は、埋め込まれた玩具をぎゅんぎゅんと締め込みながら、果てしなく続くドライの絶頂感を全身に染み渡らせる。
下腹の上から胸の上までを、ビュクビュクと熱い液体が噴き上がって濡らした。シンジの下腹部に怒張しきった牡の器官を擦り付けることで射精を見たザラキアは、シンジの小ぶりなモノをたやすく道連れにしていく。
牡と牝、両方の絶頂感を同時に味わわされた肉体が、ザラキアの下で魚のように跳ね上がる。ドクリと大量の白濁液を吐き出した鈴口は、続け様に、ぷしゃっと透明な潮を迸らせて小さく震えていた。
「──ひ…、ぁあ……、あア──ぅ…っ──。」
心と体、二つで感じた絶頂感に打ち据えられ、茫然と目を見開いてひゅうひゅうと荒い息を繰り返すばかりのシンジの身体を、長くすらりとした腕がぎゅっと抱き締めてくる。愛でるように、あやすように肌を重ねてくるザラキアの温かさ。
「──よしよし、よくイけた。お前は小さくて可愛らしい顔をしてるから、甘い愛玩用の性奴隷 にするのも悪くねぇな…。」
この美しい魔族の青年の腕に囚われている時が最も幸せなのだと、シンジは気付いてしまった。
あの日、電車に飛び込んだ不幸な真治はもういない。このソドムでザラキアに飼われ、ザラキアの為に尽くす、異世界からの迷い人 のシンジだけがここにいる。
蚊の鳴くようなかすれた声で、シンジはそっと囁いた。それは、美しい魔族の青年の手で身も心も快楽地獄に堕とされた、一匹の幸福な性奴隷の心からの服従の誓いだった。
「──僕、は…、ご主人様 の──ための…性奴隷、です…。──僕…は、ご主人様 が喜ぶなら…何だって──。」
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