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第22話 二人の時間

 傑のごつごつした長い指が後孔を探る。人肌に温めたローションを身体中に塗って、とても気持ちがいい。 「傑、マッサージ上手。気持ちいいよ。」 「身体中、私のしらないところがないように、全部見せてごらん。」 「傑の指が気持ちいいの。凄い!指が入ってる。や、恥ずかしい。気持ち良くて。」 礼於の身体が感じているのがわかる。 「もっと気持ち良くしてあげるからね。」 「あっ、傑イキそう。」  傑の時間をかけた愛撫にカウパーもヌルヌルになっている。 「一回出すかい?いいよ、私の口の中に出して。」 「あ、あ、あ、出ちゃう。」 挿入しないのに凄く感じている。 「ボクの中に傑も来て。あ、あー。」 傑がゴムをつけてゆっくり入ってくる。 「激しくしないよ。優しく入れる。 痛くないかい?」  傑の大きなものがキツそうに入って、遠慮がちに、動く。 「どうしたの?いつもより、ゆっくりだね。」 「ここを休ませてあげようと思ってるのに、また、入れてしまった。ごめんよ。礼於が休むひまがない。」  礼於が自分から抱きついて奥まで入るように腰を密着させて来た。 「おっと、ダメだよ。壊さないように扱ってるのに乱暴だな。そんなに締めるなよ、イッてしまう。」 「うふふ、あ、あーボクの中にたくさん出して。」  やっぱり二人で夢中になってしまう。 腕の中で果てて、グッタリした礼於は、傑の征服欲を満たす。 「私だけのものだ。誰にも渡さない。」

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