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第9話 かなしきチンポケース①※

「おい、ケツマンコ。早うケツ出さんか」 「うっ……はっ、はいっ……!」  ――アパートの部屋。  ミキは、桐ケ谷とその手下ふたりの前で、レースのパンティを脱ぎ、下半身丸出しになる。 「なんだこのパンツ。マン汁でベトベトじゃねーか」  ミキのパンツをつまみあげた手下が、ゲラゲラ笑う。 「隣の男のデカマラ想像して、クソちっせぇガキチンポ()たせてたのか? 」 「……へっ、へへっ♡ きっとすごくおっきいんだろうなぁって想像したらっ――クリチンポ汁ぅ♡ でちゃいましたぁっ……♡」  部屋の壁に手をついたミキは、男たちに向かい、突き出した尻をフリフリさせる。   「ははっ、みっともねー。チンポペコペコ揺れてんぞ」 「こんだけ小さいとなんか病気なんじゃね?」  浴びせられる嘲笑。 「窓開けっか。隣の男にアへ声聞かせてやりな」  タバコを吸いながら立ち上がった桐ケ谷は、線路に面した窓をガラガラと開ける。  穴だらけの網戸も開け、フルオープンさせた窓辺にミキを連れてくると、 「手すりからチンポ出せ。電車乗ってるやつらにもアへ顔サービスだ」  転倒防止用の低い柵の手すりを大股を開いて跨らせる。 「アッ……! まっ、まっ……てっ……!」  押し入れから持ってきたロープでバンザイさせた両手首を縛り上げた手下は、ロープの先をカーテンレールに括りつける。  もうひとりの手下が、タイトなTシャツを胸の上までまくりあげ、露出させたミキの乳首を、後ろからクリクリとこする。 「おっ、ほっ……おぉっ……んっ……!」      手すりからはみでたチンポが、ぷるんっ、ぷるんっ、と左右に大きく揺れる。   「おっ、さっそくチクイキかぁ?」 「あんま声出すと隣に聞こえっぞぉ~?」 (いっ……いやっ……!)    ――三井田とランチから帰ってきたところを、ミキの部屋を訪ねてきた桐ケ谷たちに目撃されてしまった。 「さっそく男作りやがって――」  問い詰められ、 「そっ、そんなっ、彼は友だちでっ……な、なにもっ……してないッ……!」  と言いはったが、信じてもらえなかった。 「オラオラ。乳首アクメでイケッ!」 「おっ……ィッ、ィグッ……!」  唇を噛みしめ、プシュッ! と一回目の射精をする。   「へっ。さっそくもうイきやがった」 「マジでザコだな」  カンカンカンッ……という踏切の音。 「おっ、電車が通るぞ」 「んじゃ、今度は電車に向かってアへ顔お披露目な」  チンポに、脱いだピンクのレースパンティを被せられる。 「ほいっ、チンポゴシゴシタ~イム♪」 「アッ! アッ! ホッ! あへぇっ! オッ! オォォォ――――ッッッ……!!!」  レースの部分で亀頭をゴシゴシ容赦なくこすられ、激しい摩擦に、ヒクヒクけいれんがとまらない。 「マン汁で滑りよくなっててよかったなぁ」 「ケツ穴どうなってる? 上げて見せろ」  と桐ケ谷。 「はい。ケツ穴ぱっくりんこ――っと」  ミキの足首をつかんで頭の上でクロスさせる手下。  カーテンレールから両手を吊られたまま、前のめりになったミキは、落下しそうな恐怖に「あっ、あぁっ……!」とうち震える。  ゴゴゴゴ―ッと目の前を通っていく電車の音が聞こえる。  

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