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第81話 おまけ 忘れない夜

「ハルマ君の前じゃ、恥ずかしいよね?」 ヒビキさんが言った。 「は、はい……。」 ヒビキさんは俺の手を引き近寄らせると、俺のを舐め始めた。 「あんっ……あぁ……。」 そんな…… ヒビキさんが…… 俺が奉仕すべきなのに…… 先輩がキスしながら乳首をいじってくる。 もう……無茶苦茶にして…… 俺はゆっくり仰向けに寝かされ、ヒビキさんに足を持ち上げられる。 「ハルマ君、リョウスケ君に入れてもいいかな?」 ヒビキさんがハルマに許可をとる。 「リョ…リョウスケが……いいなら……。」 ハルマが元気なく言う。 「だってよ、リョウスケ。どうする?」 先輩が言う。 「もう……好きにしてください……。」 俺の思考は停止していた。 「じゃあ、入れるね。」 ヒビキさんの優しい声と共に、穴に異物感が出る。 ゆっくり出し入れされて、もにょもにょする。 俺は入れられる経験が少ないから、最初から感じるわけじゃない。 先輩が乳首を舐めながら、手コキをしてくる。 そんな……天国みたいなこと…… すると、ヒビキさんが上を脱いだ。 ヤ、ヤバい! 腹筋フェチの俺のストライクな体が出てきた! 筋肉のラインが見える骨太な体……。 メンタルがメス化したところに、ヒビキさんの突きが強くなる。 「ふあっ!あっ!」 遠慮がちなハルマとは違って、しっかりと中に響いてくる。 ああ……ヒビキさんに孕ませられたい…… そんなことを思う日が来るなんて…… 「リョウスケ……口がだらしなく空いてるから、入れとくよ。」 先輩が俺の口に自分のアレを入れてくる。 「んんっ……!」 先輩のを掴み、先っぽを咥えながら手コキをする。 自分のもしごいていく。 この絵面も……かなりだ……。 もう、ハルマの前だから恥ずかしいとか言ってられない……。 俺は勝手にイッてしまった……。 ぐったりした俺から、先輩とヒビキさんは離れる。 「ハルマは……ヒビキさんとしなくていいの?」 と、先輩が言う。 え……恋人からおすすめされるって、どういうこと……? まあ、意図はわかる。 めっちゃ気持ちいいから……。 「お、俺は……リョウスケがいるから大丈夫……。」 こんな破廉恥祭でも正気を保てるなんて凄いなハルマ……。 だからこそ、乱れるところが見たい……。 「ハルマ……ヒビキさんのは……体験しておいた方がいいよ……。」 「ええ?!」 互いのカップルが、相手を差し出す異常事態。 俺はハルマに近づいて抱きしめてキスをした。 「んんっ……!」 キスからも、ハルマが不安がっているのがわかる。 あそこを触ると萎えているし。 可哀想なハルマ……。 手練れ二人と変態の彼氏に囲まれて、肉食獣の檻に入れられたうさぎちゃんだよ……。 先輩がいつの間にかハルマの後ろに回り、乳首を弄ぶ。 「ふぁっ……!」 俺は抵抗しようとするハルマの手首を掴んだ。 乳首をいじられて、あそこが大きくなっていくのがわかる。 口ではそう言っても、体は正直よのぅ…… と、悪代官みたいなセリフが出る。 俺はハルマを抱き上げ、ヒビキさんのところに連れて行った。 「ああ!ダ、ダメぇ……っ!!」 「ハルマ君……ごめんね。慣れたら楽しくなるから。」 相変わらず、ヒビキさんは優しい声で言う。 ホント、そう。 ハルマを後ろから抱きしめるようにして、ヒビキさんが挿入する。 「あ!ああっ!」 ハルマは涙目だ。 「やだ……!リョウスケ……!!」 快感で涙目じゃなくて、俺以外に入れられて悲しんでるなんて……可愛すぎ……。 俺の感性異常だな。 ハルマ、なんでそんな俺がいいんだろ? 「これならどう?」 俺はハルマの口に挿し入れた。 「ん!んんっ!」 まあ……どちらの口も、先輩じゃなきゃいい。 先輩は、ハルマに触っちゃダメ。 「いいなぁ……僕もハルマと交わりたいよ。」 「先輩は、ダメ、絶対!」 ハルマは俺のをしごき始めた。 うあっ……たまらない……。 ヒビキさんも、ハルマのをこねこねして可愛がっている。 ありがとうヒビキさん……。 ハルマを可愛がってくれて……。 「ハルマ、これ、みんなが勃たなくなるまでヤらないと、終わらないやつだから。」 先輩が嬉しい……いや、恐ろしい脅し文句をハルマの耳元で囁いた。 先輩がハルマの手を取って、自分のを掴ませる。 ハルマは怯えの表情を見せながら先輩のをしごき始めた。 うっ……ハルマを堕落させるプレイ……最高すぎる。 イキたいけど、イキたくない……。 もっとハルマをいじめたい……。 「ヒビキさん……ハルマを……正面から抱いてください……。」 ついお願いしてしまった。 「……お前……。」 俺の提案に、先輩が絶句する。 やっぱり、正面って違うよね……。 先輩も、ヒビキさんを盗られたくないという正気はあるんだ。 「……じゃあ、お言葉に甘えて……。」 ヒビキさんはハルマを仰向けに寝かせた。 「ヒ、ヒビキさん……!お願いです、やめてください……っ!」 ハルマ……そんなそそることを言って……。 俺はハルマの手首を掴んで、抵抗できないようにする。 「リョウスケ……!」 ごめんねハルマ……。 ヒビキさんに優しく?激しく?乱されるハルマが見たいんだ……。 ヒビキさんは、耳を舐め、首筋を舐め、乳首を舐めていく。 ああ……なんて優しい前戯……。 そして、ヒビキさんはハルマのお尻を舐め始めた。 そ、そんなことまでしてくれるの……?! ハルマは、はぁはぁ言いながらも、ヒビキさんの丁寧な前戯を受け入れ始めているようだった。 「ハルマ君……いつもリョウスケ君やミナトが、君のことを可愛いって言ってるけど、本当に可愛いね。二人が夢中になるのもわかるよ。俺も、ハルマ君のファンになっちゃたよ。」 ハルマは困惑した顔だ。 ヒビキさんはハルマに覆い被さり、抱きしめながらキスを始めた。 「ん……ふ……っ……」 ハルマもキスは受け入れて、二人の世界だ。 美しい……。 と、見とれていると、尻に違和感を感じた。 先輩が、いつの間にか俺に挿入している。 しーっ、と人差し指を立てている。 たしかに、ハルマがその気になってきたのだから、雰囲気を壊さないように……って!あ!あんっ!結構激しいっ!ち、乳首まで……あ……。 俺が先か、ハルマが先か……あっ!ああんっ! ハルマもついにとろけ顔でヒビキさんに突かれ始めた。 ハルマのエロ細い体に、ヒビキさんの逞しい体が結合している……。 それを、突かれながら見てる俺って……。 「リョウスケ……。」 ハルマがはあはあ言いながら言う。 「な……何?」 「リョウスケも気持ち良さそうだね……。」 それは、突かれてるから……。 「ハルマが……エロいことされてるから、興奮してるんだよ……。」 先輩が意地悪に強く突いてくる。 「!!」 「リョウスケ?」 ハルマに……バレちゃう…… すると、ヒビキさんもハルマを強く突き始めた。 「きゃっ!!」 ハルマが女の子みたいな声をあげた。 ああ!ヒビキさん!もっと!ハルマをいぢめて……。 「ああん!ああ!はぁんっ!」 ハルマからピンクな叫びが連発する。 ハルマの腰がのけ反る。 そしてぐったりした。 メスイキしたらしい。 ヒビキさんが静かに抜くと、犯されて放置されるハルマが出来上がる。 なんて淫靡な…… 俺はハルマから手を外し、自分のをしごいた。 イ、イクっ! となって、ハルマが、わっ!と叫んだ。 俺のほと走りがハルマの顔にかかったのだ。 「ご、ごめん!それ、俺のだから……。」 ハルマが起き上がって、こちらを振り返った。 俺の白濁した液を拭ってる。 ああ……精液をかけられても似合うってどういうこと……? 「リョウスケ……先輩にヤられてたの……?」 そうだった! ハルマはドン引きした顔をしている。 いや、もうこの状況なんだから、何でもありを認めてほしい。 すると、急にヒビキさんがハルマを四つん這いにさせた。 「あっ!ああ!」 急にハルマが叫ぶ。 ヒビキさんに挿入されたんだ。 「あっ!やっ!あ!あ!」 さっきよりもハルマは激しく喘いでいる。 「俺のもハルマ君の中に注いでいいかな?」 「ダ、ダメ……!」 ハルマ……まだ俺一筋なんだ……。 俺が今のハルマだったら、むしろ孕ませて……!って叫んじゃいそう……。 それはそうと…… 「先輩……長すぎません?」 あれから先輩の挿入は終わってない。 「うん……顔が見えないことをいいことに、お前をハルマに置き換えて、ハルマの声でやってるから……。」 な、なんか腹立つ! 俺はさっと体を起こして、逆に先輩を押し倒した。 「あ!くそ!」 不意をつかれて慌てる先輩の口に俺のを放り込む。 「ん!んんっ!」 口いっぱいに入るから、否が応でも舌が俺のを愛撫する。 大きくなったところで、先輩に挿入する。 あえての正常位。 「お前……!覚えてろよ!」 「忘れられないですよ4Pなんてっ!」 細かく突いていると、先輩もアヘ顔になってきた。 「んっ!あ!あっ!」 「どうですか……俺のは……。」 「……最悪っ!」 さらに激しく突いてやる。 「ああっ!」 絶対イカせてやる……! 「ハルマ君……あっちはあっちで盛り上がってるみたいだね……。」 「は、はい……。」 「ねぇ、ハルマ君……。中がダメなら、口に出してもいい?」 「あ……は、はい……。それなら……。」 ハルマはヒビキのそれの前にひざまづいた。 咥えて、舐めて、吸う。 「……リョウスケ……ハルマが……。」 先輩に言われて目をやると、ハルマがうっとりした目でヒビキさんのを美味しそうにしゃぶっている。 ああ!ついに! ヒビキさんすげぇ……。 ヒビキさんもしごいてるから、このままいくと……。 ヒビキさんから、とぷっ……と出たものを、ハルマが口で受けている。 お掃除もするみたいで、ハルマは口を外さない。 口元から垂れているのがたまらなく卑猥だ。 俺は…… その絵面でイッた。 「先輩……孕ませましたんで……。」 「キモイ……。」 先輩は、自分でしごいてイッた。 ハルマの様子を見ると、ヒビキさんがティッシュで口を拭ってあげて、頭をなでなでしている。 うらやまぁ……。 こうして、台湾で忘れられない思い出ができた。 ♢♢♢ 翌日の午後に帰国した。 手練れな二人は全くいつもと変わらない雰囲気で、ベテランはレベチだと思った。 ただ、ヒビキさんはハルマの頭を撫でる場面が増えた。 ハルマは、恥ずかしそうに目を伏せる。 可愛い。 許す。 「先輩……次はいつ4Pしてくれるんですか?」 「……ホント、スケベだな、お前。ハルマが可哀想。なんでこんな奴のことが好きなのかな。ホント不思議。」 先輩は呆れた顔でそうしか言わなかった。 ――おまけ おわり――

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