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第80話 おまけ 台湾旅行2日目

今日は故宮博物院と、夜市に行く。 陳さんが車に乗せてくれた。 「故宮博物院は、規模も蔵品の貴重さも、イギリスの大英博物館と比べても引けを取らないんだ。東洋を代表する博物館の一つだよ。蒋介石が、国共内戦時の戦火を避けて中国大陸を大移動して来たときに持ってきたものなんだ。」 先輩が解説をする。 博物館に着き、中を見ていくといろんな細工が見れて綺麗だった。 あの有名な、角煮と白菜も見た。 なぜ、よりによって角煮と白菜なんだろうか……。 と、思いつつ、お土産屋さんでもそれらがデザインされたメッセージカードをはさむ台座を買った。 ♢♢♢ あとは街歩きをして、お土産を買う時間を取った。 お昼はまた街中の食堂だ。 台湾は牛肉麺が有名だ。 八角の匂いがして、病みつきになる。 カップラーメンもおすすめらしく、いくらが日本に持ち帰るように買った。 夜はいよいよ士林夜市だ。 台湾一の大きな夜間マーケット。 毎日お祭りみたいなものだ。 屋台にちょっとした遊び。 雑貨が売ってある。 屋台は美味しそうだったが、お腹を壊すかも……と言われて自重した。 それこそ人混みがすごい。 そしてよく見ると、先輩がハルマの手を握っている。 「ハルマも!嫌がりなよ!」 ついハルマに言ってしまった。 「だって、何回振り払っても握ってくるんだもん……。」 もん、って……。 可愛いな……。 やっぱ、ハルマは総受けだな。 「ほら、人混みはスリも多いからね。気をつけないと。」 「手を繋ぐのはスリと関係なくないですか?」 俺は改めてハルマと手を繋いだ。 しばらく歩いていると、ハルマの様子がおかしい。 「どうしたの?」 「あ、うん。先輩がお尻触ってくるから……。」 「はあ?!」 俺は先輩の手を掴み上げた。 「痴漢、やめてください!」 「ほら、ケツポケットから財布を盗られないように、敏感にしとく訓練だよ。」 「そもそも海外でケツポケットに財布は入れないから!」 先輩といると観光どころではない。 ♢♢♢ 電車で移動する。 今日は陳さんに紹介してもらった旅館だ。 少し古いけど、小綺麗で、田舎のおばあちゃんちみたいだ。 そして、なんと、今日は4人部屋だ。 まさか……俺の欲望が成就してしまうのだろうか……。 風呂が済み、おやすみの挨拶をして布団に入る。 やっぱり何も起こらなそうだ。 なんせヒビキさんがいるんだ。 保護者がいたら、さすがの先輩もいたずらはできない。 平和な夜だ。 と、思っていた。 なんとなく眠りかけていたら、かすかに喘ぎ声が聞こえた。 先輩の方に目をやると、先輩の、騎乗位している後ろ姿が見えた。 マ、マジか……! ヒビキさんが率先する側だったとは! ハルマも目を覚ましていて、このエロい空気にもじもじしている。 俺は、そっとハルマの布団に移動した。 ハルマをうつ伏せにさせる。 ハルマは「え?」という感じだが、話したら気づかれそうなので黙って俺に身を任せてくる。 寝たまま覆い被さり、そのまま挿入する。 あっちも夢中だから、気づかないだろう。 小刻みに動く。 一部屋で二組ヤッてるなんて……普通じゃあり得ない。 興奮してくる。 ハルマの呼吸も荒くなってきた。 気持ち良くなってきたあたりに声をかけられた。 「二人とも、起きてるんでしょ?せっかくだから四人で楽しもうよ。」 まさかの、本当に、4P……。 「ハルマ、おいでよ。ハルマはあんまりヒビキに絡んでないから。」 「は……はい……。」 ハルマが人柱になる巫女みたいなオーラを出しながら、ヒビキさんと先輩の方へ移動した。 ヒビキさんはちゃんと上下にTシャツとスウェットを履いている。 ハルマがヒビキさんの前にちょこんと座る。 「ハルマ君、急にごめんね。」 「あ、いえ。」 「キスだったらいい?」 「え?!あ…はい……。」 ヒビキさん座ったままハルマを引き寄せてキスを始めた。 最初はおどおどしていたハルマも、段々ヒビキさんのキスに気持ち良くなってきて、自分から舌を差し出していた。 俺のハルマが……ヒビキさんとキスしてる……。 あんな……気持ち良さそうに……。 ヒビキさんはハルマを後ろ向きにさせ、ハグをする姿勢になりながらさらにキスを続けた。 「ん…あ…。」 手は、ハルマのTシャツの中に入れて、乳首を触っているようだ。 「んん…っ…はぁ…。」 ……ヤバいじゃん……それ……。 「リョウスケ君。ハルマ君は途中だったんでしょ?イカせてあげたら?」 「は、はいっ。」 冷静に言われた。 ハルマのズボンを脱がせようとする。 「あ……やだ……恥ずかしい……!」 そうだよね……要は3Pだもん……。 「すぐにイカせるから……!」 ハルマのズボンを脱がして、挿入し、腰を振る。 「んんっ!」 相変わらずキスは続くし、乳首は弄ばれっぱなしだ。 ハルマが……こんなに攻められるなんて……。 やばい……ホントにゲイビの世界だ……。 「僕も参加したいんだけど……。」 先輩が寂しそうに言う。 気持ちはすごくわかるけど、ハルマには触れてほしくない……。 「……先輩はこっち……。」 俺は先輩を呼んだ。 先輩は俺に近づいて、キスをしてくれた。 さらに俺の乳首も触ってくる。 俺は先輩のを握って、突くリズムと同じようにしごいた。 4P……だ……。 絵面がヤバい……。 ハルマも自分のをしごいてイキ、俺も無事にハルマの中で果てた。 「……僕はまだイッてないんだけど……。」 先輩は俺を引っ張り、咥えろと言わんばかりに俺の顔の近くにものをもってきた。 ハルマに要求されるよりマシだ……と思って、先輩のを咥える。 「リョウスケ……。」 ハルマが心配そうに言う。 大丈夫、ハルマが思ってるより俺は先輩へのフェラは嫌じゃない……。 「リョウスケは、入れてもらわなくていいの?」 「え……?」 「僕か、ヒビキが入れてもいいけど?」 あっけらかんと言われて戸惑う。 どどどどうしよう…… ハルマがいなかったら…むしろ、どちらにもヤられたい。 ♢♢♢ ※おまけは全4話です。

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