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*身も心も合わせて 3

「郁美。大丈夫?どこか辛い?」 「ごめんなさい。こんな淫乱、怜央に嫌われる」 「可愛くて素敵だよ。僕のしたことで気持ち良くなってくれたんでしょう。嫌いになるわけない」  怖くて顔が見れなかったが、怜央の言葉で心が軽くなった。そっと手を退けてみると直ぐ近くに顔が迫っていた。そのままキスを施される。 「続けてもいいかな。もっと可愛い所が見たい」 「……怖い。痛くて辛いから」 「痛くしないよ。優しくするって言ったでしょう」  恐怖で震える体を抱きしめ「大丈夫。酷いことしないよ」と優しく囁かれる。    身を任せると決めたのに躊躇するのは、万羽とのセックスで痛みしか感じなかったから。  前戯なしで挿入にもつれ込み、激しく痛めつけられるような行為は恐ろしいものだった。  怜央は嘘をついたり酷いことをする人じゃない。優しく包み込むように愛してくれる。だから本気で拒否すれば最後まではしないだろう。 「それでも怖いなら最後まではしないよ。それでどうかな?」 「それじゃ怜央が辛いでしょう。入れた方が気持ちいい……」 「郁美。セックスは二人で良くなるためのものだよ。一人だけ気持ち良くても意味がない」  やっぱり優しくて温かい。彼の言葉に再び覚悟を決めた。 「怜央。ちゃんと最後までして……」 「本当にいいの?後悔しない?金輪際したくないなんてことにはならないかな」 「優しくしてくれるんでしょう?だったら良いよ。僕、怜央が好きだから、気持ち良くなってほしいもん」 「優しく抱くって約束するよ」  手に手を重ねられ恋人繋ぎになると手の甲にキスをされた。約束のキスを受け入れて、そっと怜央の首に手を回す。  唇で耳たぶを食まれ下りてくる。舌が首筋や鎖骨を舐めると滑るように胸へとやってきた。漸く尖った乳首を探りあてたように、チュッと吸われた。 「ぁ!っ、う、あぁ、そこ……」 「……ん、ピンクの乳首が色づいて赤くなってる。可愛くてエッチだね」 「ん、やだ……ア、ん、ふぁ、あ…」  舌先で転がすように弄ばれると感じてしまい腰が浮き、無意識に怜央の頭を押さえ込んでいた。  追い打ちをかけるように指がもう片方の乳首を摘んで、クリクリと摘んで弄られる。 「はぁ、ぅ、ん……あ」  両乳首の愛撫と交わる視線に顔が熱くなる。  刺激に即して下着越しにでもわかるくらい僕のペニスが硬く押し上げていた。そこへ下着の縁から中へと手が入ってくると、そのままゆっくりと下ろされた。    舌が乳首を離れて腹部を舐めながら、足元へとやってくる。太腿の内側を根本から舐め上げられて、ペニスをそっと握られた。 「ひっ!ぁ、や、んん、ふぁ、あ」 「ちゃんと硬くなってるね。良かった」  包み込まれた手が上下すると確実な快感を生む。自然に手の動きに合わせて腰が揺れてしまう。    

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